時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

高麗大学校で実験 (韓国旅行記2)

2006年07月29日 | 旅行記
本日はアクセント調査の準備のための会合に出席。来週京都&大阪の調査に参加させてもらうことになりました。これが今回、日本での最後の仕事。さて、今日も昨日に引き続き、韓国訪問について。

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2日目 実験に参加しに高麗大学校へ。地下鉄の駅の近くの店で写真のお粥を食べました。このお粥のお店はチェーン店だったらしく、晋州のような地方都市にもありました。小奇麗だけどパンチャン(おかず)の種類も少なくて、値段も高め。あんまり韓国っぽくない。食べたのはかぼちゃのお粥と、海鮮粥。かぼちゃのお粥は甘くておいしいけど、一杯まるまるかぼちゃなので、全部食べるとなるとちょっと持て余してしまいます。

研究所 (韓国旅行記2)

2006年07月29日 | 旅行記
高大(コデ)は梨花女子大などと同じく小高い山になったところにキャンパスがあって、実験をした民族文化研究所は山の一番上。学内バスで行きます。そこで研究員をしている友人(このブログをリンクしてくれたそうで・・・)の知覚実験に参加。私本人は実験台ではないので詳しくは分かりませんが、どうやらDownstepと構文処理との関連を考えているもよう。いずれ発表なさるでしょう。

実験終わって (韓国旅行記2)

2006年07月29日 | 旅行記
実験をやったのは「音声言語情報研究所」というところ。友人を含め数人の研究員が仕事してるもようです。写真のようにちゃんとした音声実験室があります。こんなステキな部屋はIndianaの言語学科にはありません。無響室はあるっちゃあありますが、物置のよう。

その実験が終わって、こんどはわれわれのプロジェクトのほうの知覚実験。こちらは同じく高大内のふつうの事務室で。共同研究者(同級生)が担当して知覚実験が始まりましたが、ヘッドホンを使わずPCのスピーカで聞かせていて仰天。「それはいくらなんでも・・・」と思いましたが、まあ、いまさら仕方がない、すでにこういうやり方でたくさんやっちゃったんだろうし、まともはヘッドホンも用意してなさそう。せめて音声データ録音のときは扇風機止めてもらいました。本当は冷房も止めたい・・・

先日発表をしたとき、MIT出身のある先生(って匿名にしても、有名ですけど)が、その昔MITにいたころの話をしてくれました。当時の言語学科はとても粗末な校舎だったんだそうです。そこから世界に冠たる現在のMIT言語学科に発展していったとのこと。施設がどうのこうのではなく、みんなで切磋琢磨すればいいのだ、と勇気付けられました。

その日の晩は、実験に参加した5人で高大近くの料理店へ。チムタクという鶏肉・野菜・春雨の煮込みをみんなで食べ、そのあとさらに近所の飲み屋さんへ。韓国でおなじみのマッコリという濁り酒を飲む店ですが、酒がヤカンで出てくる。そもそもマッコリって、そういう庶民のお酒なんだそうで、いかにも学生街らしい気楽な雰囲気でした。韓国人3人、日本人2人、全員がこのあとアメリカに行く(または戻る)人たちでした。インディアナ、ハワイ、ペンシルバニアと場所はばらばら。縁あって韓国で出会い、食卓を囲み、酒を酌み交わせたのはとても貴重に思えたし、幸いなことでした。酒が苦手な私ですが、その日は珍しく2杯くらいは飲んだと思います。