おとといの金曜日の夕方4時過ぎ、キャンパスの北にあるJordanという通りをなんとなく選んでジョギングしました。ここはSorority(ΦとかΩとかギリシャ文字の名前の女子限定の寮、男子バージョンはFraternity)がずらっと並んでいる通りなのですが、休み中はひっそりとしていました。が、その日はどこのSororityもドアの前に女の子たちが並んでいる。
思い出せば来週から2007年春学期がスタート。どうやら彼らはSororityの学生で、ドアを開けてもらうのを待っていたようです。休み中は寮にはいられなくなるとは聞いていましたが、再入所できるのがどの寮も一斉で、学期前の金曜日だとは知りませんでした。個人で車を乗りつける人もいれば、(おそらく空港あたりから)大型バスで一斉に来る人々もいる。不思議なのがその多くが、黒っぽいドレスを着て着飾っていること。再会パーティでもあるのか?
私はこのSorority、Fraternityというアメリカ特有(?)の文化について無知で、来た当初あちこちにあるΠとかΘの付いた建物に、「この大学には妙な文化があるのか?」と思ったものです。そういうのと無関係の男性の話では、このような寮の目的は結局、ある社会層の子女たちのネットワーク作りで、就職時も就職以降も、いろいろなところで効いてくるのだそうです。Bush大統領について(彼はYale?)彼のFraternity生活を伝えているのを観た覚えがありますが、その番組はナゾの地下秘密結社のように伝えていたので、こっちに来てΣやΥを発見したときも「ああ、あれか」とはつながりませんでした。Nステだったと思いますが、かなり誤解を生ずる伝え方だったと思います。私の好きなSteely Danの曲にも、「I was the dandy of Gamma Chi」(Hey nineteen)というフレーズがあって、カレッジのFraternityのことだったのですが、最近やっと気づきました。
たしかに共同作業や、修業というかイニシエーションみたいなことをするらしいですが、日本でも部活なんかでままあること。教えていた学生の一人が、悪趣味で派手な格好をしてきて「Sororityのきまりで、一週間この格好なんだ」と言ってましたが、多くはそんな程度でしょう。所属することに一定のステータスはあって、本人たちには誇りらしい。アメリカが「日本なんかよりよっぽどコネ社会である」と言われることの一つの端的な現れとは言えるように思います。ということで写真はクリスマス前に取ったFraternityの写真の2枚目です。
忘れていた、とはいっても準備は始めていて、動き出したのは3日。Bob Port先生と担当する音声学の授業について打ち合わせを開始。私の仕事の柱が、学生の宿題の採点。とくに音声ファイルのIPA記述の採点は最も神経を使う。「これでも合ってるじゃないか! 点数をくれ」という文句が予想されます。一つ一つ必ず測定をして、正解・許容・不正解の基準を念入りに準備しておこうと思ってます。時間はかかるでしょうが、きっと自分のためにもなるでしょう。
去年のTA、Ericから引継ぎ資料をもらってびっくりしたのが、学生の期末レポート。みんな異常なほど長いのです。中には60ページ以上書いた人も。長けりゃいいってもんじゃないだろう。これをテスト期間の一週間のうちに全部読みきって成績をつける、気が遠くなりそうです。
注:この文章には6箇所ギリシャ文字が使ってあり、設定によっては文字化けしているかもしれません。
思い出せば来週から2007年春学期がスタート。どうやら彼らはSororityの学生で、ドアを開けてもらうのを待っていたようです。休み中は寮にはいられなくなるとは聞いていましたが、再入所できるのがどの寮も一斉で、学期前の金曜日だとは知りませんでした。個人で車を乗りつける人もいれば、(おそらく空港あたりから)大型バスで一斉に来る人々もいる。不思議なのがその多くが、黒っぽいドレスを着て着飾っていること。再会パーティでもあるのか?
私はこのSorority、Fraternityというアメリカ特有(?)の文化について無知で、来た当初あちこちにあるΠとかΘの付いた建物に、「この大学には妙な文化があるのか?」と思ったものです。そういうのと無関係の男性の話では、このような寮の目的は結局、ある社会層の子女たちのネットワーク作りで、就職時も就職以降も、いろいろなところで効いてくるのだそうです。Bush大統領について(彼はYale?)彼のFraternity生活を伝えているのを観た覚えがありますが、その番組はナゾの地下秘密結社のように伝えていたので、こっちに来てΣやΥを発見したときも「ああ、あれか」とはつながりませんでした。Nステだったと思いますが、かなり誤解を生ずる伝え方だったと思います。私の好きなSteely Danの曲にも、「I was the dandy of Gamma Chi」(Hey nineteen)というフレーズがあって、カレッジのFraternityのことだったのですが、最近やっと気づきました。
たしかに共同作業や、修業というかイニシエーションみたいなことをするらしいですが、日本でも部活なんかでままあること。教えていた学生の一人が、悪趣味で派手な格好をしてきて「Sororityのきまりで、一週間この格好なんだ」と言ってましたが、多くはそんな程度でしょう。所属することに一定のステータスはあって、本人たちには誇りらしい。アメリカが「日本なんかよりよっぽどコネ社会である」と言われることの一つの端的な現れとは言えるように思います。ということで写真はクリスマス前に取ったFraternityの写真の2枚目です。
忘れていた、とはいっても準備は始めていて、動き出したのは3日。Bob Port先生と担当する音声学の授業について打ち合わせを開始。私の仕事の柱が、学生の宿題の採点。とくに音声ファイルのIPA記述の採点は最も神経を使う。「これでも合ってるじゃないか! 点数をくれ」という文句が予想されます。一つ一つ必ず測定をして、正解・許容・不正解の基準を念入りに準備しておこうと思ってます。時間はかかるでしょうが、きっと自分のためにもなるでしょう。
去年のTA、Ericから引継ぎ資料をもらってびっくりしたのが、学生の期末レポート。みんな異常なほど長いのです。中には60ページ以上書いた人も。長けりゃいいってもんじゃないだろう。これをテスト期間の一週間のうちに全部読みきって成績をつける、気が遠くなりそうです。
注:この文章には6箇所ギリシャ文字が使ってあり、設定によっては文字化けしているかもしれません。