時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

初めてのドイツ 感想 (2)

2007年08月16日 | 旅行記
前回の続きで、ドイツの印象、残り3項目。

4 思ったより生活費がかからない

Saarbruckenの駅周辺しか知りませんが、コンビニ等の商品が充実。品揃え豊富、安いわりにデザインも気が利いてる。(これもアメリカがひどすぎるだけかも。帰ってきて買い物に出てみて、とくに価格の安い商品のあまりの質の悪さを再確認してげっそり。)

ヨーロッパの物価は高いと聞いていたけれど、ドイツに関しては消費税が19%と高いのに内税。食事も一品ごとの量が多いし、チップもアメリカほど必要じゃないらしい。ビンやペットボトルには預かり金(Pfand)が含まれててあとで返って来る。ホテルもサービス料、チップは不要だから予約時の値段に上乗せなし。滞在全般を通して思ったよりはるかに安上がり。持って行ったユーロは3分の1以上残りました。

食べ物も全体的にドイツ圧勝。Frankfurt駅のパン屋のショーケースの写真を。みんなせいぜい税込みで2ユーロちょっと。アメリカなら$3以上しそうな感じ。
話に聞いたとおりトルコ系移民が多く、街中にKebab屋が多数。ホテルの近くにある、テイクアウトもできる店に3度通って顔なじみになりました(若いトルコ系兄ちゃん2人。英語は全然できないけどとても気さく。繁盛してました)。

5 分煙が不十分 

街角で、バス停で、駅のホームで、ホテルのフロントで、間接喫煙を余儀なくされることがしばしば。タバコを吸うドイツ人もけっこう多数。Saarbruckenが田舎だから、ということもあるそうです。これは私にはアメリカの方が快適。

6 性関連がおおっぴら

TVのサッカー中継をつけたまま寝込み、目を覚ますと、ハダカのお姉さんが四つんばいでくねくねやっている映像が飛び込んできて「なんじゃ~こりゃ~!!」ということ数回。深夜といってもまだ午前0時台。さらに、夜10時台ごろの宝くじの番組(だと思う)でも、なぜだかトップレスのお姉さまが一人写り続けて進行。さらに背景に胸のどアップを映してダメ押し。

ごくふつうのチャンネルなので、たまたま遅く起きていた子どもが見る可能性十分。街にも「ERO××××」という看板を堂々と出しているお店が自転車屋とかフツウの店の隣に。「ドイツ人はお堅い」ってイメージがあったけど、「それはけっこう誤解」との話。思えばむしろアメリカ社会のほうが(やや歪んだ)ストイックさを感じることが多い気がします。

(話はちょっと違うけど、ホテルのプールで泳いでいたある晩、併設のサウナから出てきた老夫婦が真っ裸でプールに入ってきたのにもびびりました。)

以上、全体としてはドイツ圧勝。公共交通も充実してるし、ゴミの分別も進んでる。住めるならこっちのほうがいいかも(ロコツなEROの氾濫は要らんが)。