時々雑録

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いちおう、音声学のことが中心のはず。

三重調査2 鈴鹿

2014年09月07日 | フィールドワークから

金曜日は亀山のおとなりの鈴鹿市へ。庁舎が豪華! 調査に使わせてくださったのは写真の会議室。11階。窓から伊勢湾越しに知多半島を望める。

この日の3名は20歳代から50歳代で、ことばの個人差も大きく、そのせいもあってこちらの質問等に対する話者の反応も大きく異なり、前日より難しい対応を要求されました。お昼休み、調査項目の構造や調査方法の見直しを相談してくるメンバーも。前期の授業で、『ガイドブック方言調査』という教科書を読んだとき、よく言われる「最良の調査票は調査後に完成する」というフレーズも目にしているはずですが、そういうことは経験して初めて判るもので、二日目でこの自覚に至れたのだから、かなり幸運でしょう。

鈴鹿はサーキットくらいしか知りませんでしたが、今回、歌人の佐佐木信綱の出身地だったと知りました。調査に協力してくださった文化課は、この方の記念館の運営などに携わっているらしい(こちら)。学部時代、NHK短歌の選者もしていた、孫の幸綱先生の授業に出たことがあります。話は面白かったという印象は残っているものの、具体的には何も思い出せません。。。

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