おめでたい

日本は世界の中でも日付がいちばん先行しているほうの国なのでもう年を越しましたが、こちらはまだ31日の昼です。インターネットで記事を見たり、日本と交信した情報では、NHKの紅白の、OZMAだかいう人のステージについて苦情が来て番組内で謝罪。後に「紅白のテーマにふさわしくないパフォーマンスだった」とも述べたのだそうで。写真でしか見てませんが、あれを紅白の「テーマ」にかんする共通理解（権威？）を軽んじる行為だとするなら、それをなんとも思わない、または「ゆさぶってやれ」という人がいて、そういう人を出しちゃったというだけだと思います。

そういことをされるのが嫌なら、ある種の視聴者は潔くダウンタウンの番組とかに明け渡せばいい。いざ紅白に出せばどんなやつでも「狼藉」を働けなかった、というのが過去の紅白の「権威」だったのでしょう。でも、ほしのあきにああいう格好（これも写真で見た）をさせたり、99の岡村のゲリラ行動をお約束でやらせたりとか、そんなことをしておいてあれだけ問題視して謝られても。右手が起こした火事に左手がいら立っている、と見えます。

もう一つ日本のニュースを見ていて不思議に思ったのが、「亥年生まれが人口の8.3%」という朝日新聞の記事。全人口を12おきにサンプルすれば、世代間の人口の偏りの影響が均されて、1/12に近い値になるのは当たり前。実際、8.3%はぴったり1/12、不思議でもなんでもなくて、ニュースにする価値があるとは思えない。ただの世間話ネタ？

でも考えれば、十二支ってのはそういう点よくできてる。たとえ人口の世代間分布が不均一な状況でも、十二支それぞれの人口はその集団の中で均一になる可能性が高くて、均一なグループを単純で分かりやすい基準で作るには優れた方法。毎年一定数の稼ぎを上げたい商売があったとしたら、安定需要を作り出してくれる上手いシステムになってる。まさか、古代の中国人がそんなことを考えてたわけでもないでしょうが。ひょっとして、そういう理由（「今年のマーケットもまあまあの規模でっせ」と伝える）で記事にするんでしょうか。。。

正月ということでおめでたい写真を。ご近所さんだったMario（セルビアの人）が送ってくれた生まれたばかりの男の子の写真です。母子共に健康だそうです。

今年はTVがあるので、今夜くらいは見てみようと思ってます。有料で日本の番組も見られるそうですが、この家はそういう契約をしていません。CNNなども特番を組んでいるので、カウントダウンでも見てみます。これを読んでくださったみなさまよいお年を。