パレットの棚にシュトーレンの白が並ぶと毎年
「外から白が見えたから」とお求めになる
お客様がいらっしゃいます。
お店の棚には「パネトーネ」と「シュトーレン」が並んでいますが、
人気はパネトーネが先行してましたが、
近年、知名度が増したシュトーレンが逆転した感じです。
パネトーネ酵母で作るイタリア発祥のパンは軽くソフトで
初期はフルーティな味わいですが、日増しにまろやかに熟成します。
一方、ドイツのシュトーレンは最初からドッシリと濃厚ですが、
各種のスパイスやラム酒、パレットではアーモンドと砂糖を練ったマジパンを
生地で包むのではなく、混ぜ込んでいますし、アーモンドプードルや
自家製ライ麦酵母も加わり初期では各素材が主張してますが時間経過とともに
味のハーモニーは一体となり濃密さを増しますから１０ｍｍ以下の暑さに
スライスしてお召し上がりください。
（恵方巻のようなマルカブリはオススメできません）
どちらにも共通することは焼成後から味わい深さを増していきますから
クリスマスに向けて少しづつ（可能ならば）食べると味の変化が楽しめます。