Peace!!のブログ

岐阜県富加町の古い家で、小さな店をしていました。暮らしや、ご飯について、政治について思うことなど。

冬休みに入りました。

2012-12-29 06:35:59 | インポート
12月も、おやこ共に元気に乗り切る事ができて、昨日で年内の営業を終わらせました。子守りを買って出てくれているお祖父ちゃんもお祖母ちゃんも元気に年越しができそうです。

営業を再開してみて思ったのは、本当に私はPeace!!が大好きなんだ、という事。そして、お客様が私の店を選んでくださる事の有難さが身にしみました。いくら、私が店を開きたいと思っても、お客様がいらしてくださらないと続けてはいけないので、「こんな短い営業時間で大丈夫だろうか…」「佳奈がいてもお客様の迷惑にならないだろうか…」色々悩みました。
それでも、再オープンしてみたら、皆様暖かい目で見守ってくださいますし、「待っていたよ!」と声をかけていただけたりして、(支払ってはおりませんが)こちらがお金を払いたいような事もしばしばでした。
来年は、もう少し頑張って、違った事にも取り組みたいと思います。・・・こういう事を前にも書いたような気もするのですが、今度はちゃんと形になるようにしていきたいです。
来年も、皆が元気に、なるべく笑って過ごせるように、祈っています。
本当に今年も有難うございました。


今月で、娘が生まれて7カ月になりました。
息子を亡くした日からは1年と半年が過ぎました。
娘が生まれて、圧倒的に笑っている時間が増え、ましてや仕事も再開して、幸せで仕方がない毎日ですが、本当は息子を思わない日はありません。
大勢の人が慰めて、一緒に泣いてくれて、「あなたのせいじゃないよ」と言ってくれていても、やはり私には息子を死なせてしまった、という自責の気持ちが根深く残っています。多分、今後も薄れる事はあっても、ずっと付き合っていかなければならない気持ちなのでしょう。
でも、あの死産から1年半「どうしてああいうことがおこったのか」と、考え続けてきて、いま思うのは、息子がいきて生まれていたら娘はいなかった、という事。そして、今ここにいる私は、あの経験を経た私でしかないのだなあ、という事です。
私にとっては、これ以上の辛さはないという位のしんどい事件で、本当に何度か「どうして私は死ねないんだろう」と思った日もありました。けれど、そういった経験の上に、今の私は存在していて、それはマイナスには作用していないように思えます。少しだけですが、ゆったりした性格になったように思え、以前の自分よりも、私は今の私の方が好きです。

毎日の生活なんて、面白おかしい出来事はそうそう起こらなくて、むしろ嫌な事が沢山あるんだけれども、だからこそほんの少しのラッキーや可愛い出来事がキラッと光るような気がします。

そのキラッと光る物を見つけた時の喜びを、夫や娘とこれからも共有していきたい。それが私の一番の望みです。

辛い事を忘れる事も出来ないし、心配することをやめる事も出来ないけれど、だからといってずっと立ち止っているわけにもいかないのが毎日です。だから、やっぱり私は店には立ち続けたいし、娘にはなるべく笑っている自分を見せたい。そんな風に思います。
こんな私ですが、どうか来年もよろしくお願いします。