津村記久子の「ポースケ」を読みました。
「ポトスライムの舟」に出てくる、ヨシカさんがやっているカフェに集まる人達の日々が描かれています。
みんな疲れていて、やりきれない気持ちを抱えているけれど、他人にはのんきに暮らしているように見えている。そんな毎日がベタベタしない津村記久子ならではの乾いた文体で的確に表現されています。
読んでいる間、何度も「わたしと一緒だ!!」と感じていました。
ひとは独りじゃない、なんてよく言うけれど、ひとは大抵の場合圧倒的に独りで、ごく稀にひとと繋がりあうことができるんだと思います。
そんな辛い毎日をやり過ごすために、皆自分を養って、明日を迎えなければならないのです。
読んだあと、ボンヤリ考え事をしていて、私はこの小説の登場人物のような、不器用で疲れた人達がちょっとでも休めることのできる店をやっていきたいんだよな。と自分の原点を見せられた気持ちになりました。
グルメな人達を驚かせたり、ネット上で話題になりたいのではなくて、店を気に入ってくださる方々の日常の中にそっと登場できるような店でありたいです。
「ポトスライムの舟」に出てくる、ヨシカさんがやっているカフェに集まる人達の日々が描かれています。
みんな疲れていて、やりきれない気持ちを抱えているけれど、他人にはのんきに暮らしているように見えている。そんな毎日がベタベタしない津村記久子ならではの乾いた文体で的確に表現されています。
読んでいる間、何度も「わたしと一緒だ!!」と感じていました。
ひとは独りじゃない、なんてよく言うけれど、ひとは大抵の場合圧倒的に独りで、ごく稀にひとと繋がりあうことができるんだと思います。
そんな辛い毎日をやり過ごすために、皆自分を養って、明日を迎えなければならないのです。
読んだあと、ボンヤリ考え事をしていて、私はこの小説の登場人物のような、不器用で疲れた人達がちょっとでも休めることのできる店をやっていきたいんだよな。と自分の原点を見せられた気持ちになりました。
グルメな人達を驚かせたり、ネット上で話題になりたいのではなくて、店を気に入ってくださる方々の日常の中にそっと登場できるような店でありたいです。