手術が終わった頃、
どうも仕事が早上がりできそうなメアリーから
いっしょについて帰ってあげようかとメールが来る。
終わった直後は 涙で目が開けられず
半目で移動しながら、電車の時間も確かめず
乗れるのに乗ったら1本だから、三宮で合流するにしても
こりゃ時間もわからないし、
メアリーもかつては一人でいって一人で帰ってきたのだから
お付き添い帰りはいいよと 半目涙の手探りメール。
そういや 若い子はお母さんがついてきているのがほとんど。
メアリーの時には付いて行ってやらなかったな~。
ちょっとだけ かわいそうなことしたかなと思いました。
三宮にも他のクリニックがあるのだけれど
そこは高いです。
ただ大阪のクリニックもメアリーの時より
進化した機械を入れていて お値段はそれなりにアップですが
少しでも楽になっているように思う。
しかしこんなの ほとんどの場合 一生に一度しかしないでしょうから
比べようがないのですが。
そして 仕事帰りに家に寄った壬生娘。
「見えるようになったん? よかったやん」
そう それぐらいのシンプルな反応が欲しかったのですよ。
メアリーも私もそんな大げさな覚悟をして行ったわけではないのです。
これから見える期待感の方が勝るわけですから。