今日は日差しはありますが風が強くて冷たい日です。
でも庭はもう春になっています。
昼下がり、調律の単調な音を聞きながら
テーブルですこしうつらうつら仕掛けた頃、
ばあさん友だちが二人来た。
立ち話もなんですからばあさんの部屋へ。
どうやら どこでデイケアーサービスを受けようかの相談らしい。
来てから1時間半もたったころだろうか、
「電話帳あるなら見せて」とばあさん
あるけど何を調べるの?
「デイケアの施設」
だったら見てあげるわ どこ?
たすかるわ~ とばあさん3人から感謝される。
さて なんていうところと聞いてもよくわかんない
やっと聞き出したのだけど 電話帳にはない。
「私も家で調べたけど電話帳にはなかった。」とHさん。
それをはよ言ってくださいよ。
「電話番号は知り合いから聞いて知ってるんや」とHさん、
メモをゴソゴソカバンから出してくれる。
それこそはよ見せてくださいよ。番号知ってるなら電話帳いらんじゃないですか。
「私はいつも電話局できくんや」とKさんがずれたタイミングで教えてくれる。
で、何を知りたいのか聞いてみたら見学に行くのに場所が知りたい
電話番号だけではわからない・・とHさん。
わからなくて当然でしょう。
電話で聞いてみるからと、所在地きいて見学のアポをすぐ取った。
「いいねぇ。 ○○さん(ばあさんのこと)、娘さんがすぐに聞いてくれて、
私なんか家で一人で 何をどこからきいて調べたらいいんか
わからんで往生してるんや。 やあ ほんとすぐにわかって助かったわ・・」と
Hさん。
「いつもなにかあったら電話で聞いてもらうんや」と
ちょっと自慢げにうちの ばあさん。
「ほんま 娘さんが家にいてくれてよかったよかった」とH&Kさん。
Hさんは一人娘を外に出し Kさんは一人息子が外で所帯。
私はよそのばあさんによって、昼さがりのホンの一瞬だけ「よい娘」に
なったようだ。
さらにそれから一時間あまり ばあさんたちは何をしゃべっていたのだろう。
施設の見学は月曜日。
3人でタクシーで行くらしい。
タクシーの運転手さんに渡したらすぐわかるよう地図を書きました。