鯖を買ってきた。
「これ煮るわ」とばあさんが言った。
しばらくして呼ばれた。
「わかんないから 煮て!」
いいけど 今までなにしてたん?
「お茶、沸かしてたんや」
やかんの中をのぞきこんだ。
よかった。今度はちゃんとお茶パックや。
この前はだしパックが入ってからね。
だしパックだけなら使い道があっていいのだけれど
だしパックとお茶パックが仲良く入ってたからねぇ。
鯖の煮付けの段取りだけしたら私は引っ込んだ。
今のところ生活の基本習慣はできている。
鍵を閉める。
火を使ったらそばから離れない。
火加減も弱火にしてくれていて
無事 さば煮はできました。