ブレンデルに幸運が舞い込んでくる。1952年1月(21才)に待望の「LP初録音」だ!
1949年第1回ブゾーニコンクールで4位になった ブレンデル は
と言うように、アメリカのLP会社から評価される。 1951年12月に グラーツに里帰りしていたブレンデル宛は、アメリカLP会社(おそらく EVEREST)から「プロコフィエフの<ピアノ協奏曲第5番>を録音しませんか?」と言う電報を貰った。ブレンデルは「1回も演奏したことが無かったが、即OKした」
この録音は「全プロコフィエフ」で
で ジョナサン・スターンバーグ指揮 ウィーン交響楽団、 EVEREST 3385 である。協奏曲の方は 米VOXから発売されている「Young BRENDEL」と言うCD6枚組で今も聴ける。はっきり言って、特に何も記すところのない平凡な演奏である(爆
しかし、この録音がきっかけとなって、ともにアメリカLP会社である VOX と SPA と言う2社との録音が続く。SPA は5枚出したところで終わった。契約が終了したのか? 会社がコケたのか? 社長が変わったのか? 事情はわからない。しかし、VOX の方は、13年間(1955 - 1967) に亘り「大規模プロジェクト」を含めた関係が続くことになり、これが ブレンデル を全世界に広く知らせることとなったのである。
「運」を離さなかった『LP録音』の仕事
1949年第1回ブゾーニコンクールで4位になった ブレンデル は
- テクニックがある
- 現代モノが得意
- ウィーン在住
と言うように、アメリカのLP会社から評価される。 1951年12月に グラーツに里帰りしていたブレンデル宛は、アメリカLP会社(おそらく EVEREST)から「プロコフィエフの<ピアノ協奏曲第5番>を録音しませんか?」と言う電報を貰った。ブレンデルは「1回も演奏したことが無かったが、即OKした」
この録音は「全プロコフィエフ」で
- A面 = ピアノ協奏曲第5番
- B面 = ピアノソナタ第5番
で ジョナサン・スターンバーグ指揮 ウィーン交響楽団、 EVEREST 3385 である。協奏曲の方は 米VOXから発売されている「Young BRENDEL」と言うCD6枚組で今も聴ける。はっきり言って、特に何も記すところのない平凡な演奏である(爆
しかし、この録音がきっかけとなって、ともにアメリカLP会社である VOX と SPA と言う2社との録音が続く。SPA は5枚出したところで終わった。契約が終了したのか? 会社がコケたのか? 社長が変わったのか? 事情はわからない。しかし、VOX の方は、13年間(1955 - 1967) に亘り「大規模プロジェクト」を含めた関係が続くことになり、これが ブレンデル を全世界に広く知らせることとなったのである。