体調も戻って来て、4日で3回の演奏会を聴くまで回復した。今日からは毎日ブログ更新する予定です。
「さすらい人」幻想曲D760作品15 の出版に成功し、『次はピアノソナタ出版だ!』と意気込むシューベルトが、もう1つのイ短調ソナタD784 と ハ長調ソナタD840 の出版を見送ってまでして「第1グランドソナタ」として出版したのが イ短調ソナタD845 である。
が「構造上」から「グランドソナタ」としての風格を備えている。続く「第2グランドソナタ D850 作品53」も「1」と「3」の条件を満たしており、「第4グランドソナタ D894 作品78」も D850 と同じ構造である。
この D845 には「固有の魅力」が存在する。
ことだ!
第2楽章は「変奏曲」なので、誰が見てもお解り頂けることだろう。他の楽章について記す。
と、全曲が統一されているのだ!
「さすらい人」幻想曲D760作品15 の出版に成功し、『次はピアノソナタ出版だ!』と意気込むシューベルトが、もう1つのイ短調ソナタD784 と ハ長調ソナタD840 の出版を見送ってまでして「第1グランドソナタ」として出版したのが イ短調ソナタD845 である。
- 規模が大きい(特に D784 と比較して)
- 人気高かった「変奏曲」を第2楽章に据えた
- 人気高かった「ロンド」を第4楽章に据えた
が「構造上」から「グランドソナタ」としての風格を備えている。続く「第2グランドソナタ D850 作品53」も「1」と「3」の条件を満たしており、「第4グランドソナタ D894 作品78」も D850 と同じ構造である。
この D845 には「固有の魅力」が存在する。
D845 は「全楽章に変奏手法」が駆使されており成功している
ことだ!
第2楽章は「変奏曲」なので、誰が見てもお解り頂けることだろう。他の楽章について記す。
- 全楽章の主題が「第1楽章第1主題」から派生している『循環ソナタ』で構成されている
- 第1楽章の第1主題が A,B,C と3つあり、第2主題は「B+C」の動機
- 第1楽章第1主題C が 第1主題B の変奏になっている
- 第3楽章スケルツォ主部は「単一主題ソナタ形式」で冒頭主題が展開(=変奏)されて行く
- 第4楽章ロンド主題自体が「第1変奏と第2変奏」を持つ
と、全曲が統一されているのだ!