佐伯周子のシューベルト
「シューベルト216回目の誕生日コンサート」の録音を聴いた。1曲目 = ソナタ ハ長調D613+D612+D780/6 の第1楽章がガラにもなく緊張しており「硬い」のだが、第2楽章以降は「いつもの佐伯周子のシューベルト」である。「感傷的なワルツ作品50」の「繰り返し時の装飾音」にこだわったのは初めてだが、今後はどうなるのか? 「やり過ぎ」の感もあるのだが(苦笑
「佐伯周子の透明感あるシューベルト」は「楽譜に忠実」だが、あまり聴くことができない「ピアノのシューベルト」
本日、とあるオーケストラ(← 超実力派オケ)で「ドイツ派交響曲大作曲家作品リハーサル」を聴かせて頂いた。作品も指揮者もオーケストラも抜群! 思わず涙ぐんでしまった時もあった。ちなみにシューベルトではないよ(爆
多くのピアニストのシューベルトは「ペダルがベタ踏み」である。
シューベルトのピアノ曲は「指が届き難い」フレーズが極めて多く、大多数のピアニストは「フル」で右ペダルを踏む。それでも説得力のある演奏を聴かせてくれるピアニストは多い。ブレンデル、バドゥラ=スコダなどなど。彼らのペダリングは厚いが、説得力は充分にある。私高本が入れあげたピアニストだし(爆
『ベーレンライター新シューベルト全集に拠るピアノ・ソロ曲完全全曲演奏会』を開始したのは、2004年8月。だが、第2回以降の計画は全く白紙で何も無かった><
う~ん、佐伯周子 は当時「洗足学園音楽大学4年生」だったからなあ。「ショパン、スクリャービン、シューベルト」のピアノソナタでデビュー。ショパンとスクリャービンが「えっ?」って出来。休憩時に(当時は今よりも貧乏だったので)譜めくりしていた私高本が「大丈夫???」って尋ねたほど。シューベルトだけ、素晴らしい演奏だった。打ち上げとかではトラブルだらけだったが(涙