Piano Music Japan

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「子供の不思議な角笛」1899年版は明るくて「笑いが絶えない」が基調(No.2147)

2012-10-16 21:55:29 | 歌曲作曲家・マーラー(1860-1911
本日号も「プログラムノートに書き切れなかった」文章である。

「子供の不思議な角笛」1899年版は明るくて「笑いが絶えない」が基調


 長調の曲が9曲、短調の曲が4曲である。短調の曲でも「パドヴァのアントニウス、魚へお説教」は楽しく笑える曲である。「塔に囚われて迫害を受けし者の歌」も、「爆笑系」では無いが「にやっ」とさせられる詞であり、曲である。

  1. 飢えたママ死に行く「この世の暮らし」


  2. 「しっとり 系」の「美しきトランペットの鳴り響くところ」


  3. (長調だが)厳粛な雰囲気で通される「はじめての灯り」



 この3曲だけが「笑い」とは別の世界。他の10曲は「爆笑 or にやっ」の違いはあれども、「笑いが絶えない」曲想である。(「この世の暮らし」を聴いて「にやっ」とする人もいるだろうが)


これほど「笑いが取れる大歌曲集」は、時代を遡っても下っても皆無!


  ヴォルフ は1曲づつが短く、また「笑える曲」はあるのだが、「曲集の中の量」は少ない。他の「ドイツリート作曲家」は誰1人として「笑い」を中心に据えた人はいない。フランス作曲家は、シャブリエ、サティ、ラヴェル と「面白おかしさ 系」作曲家がいるのだが、誰1人として、シューベルト「美しき水車屋の娘」「冬の旅」と時間的に比肩するような「大歌曲集」は作曲しなかった。


 ・・・とここまで書いて、他の文章との接合性が悪かったので、掲載を諦めた(泣

老田裕子 X 佐伯周子 ほど「面白おかしく」マーラーの世界を直裁的に聴かせてくれる演奏家は「犬のサンダル集め」でCD&DVD漁りした私高本は見付けられなかった。


 この文章は是非是非「演奏会プログラム」に掲載したかったのだが、私高本 = 猫頭 なために、うまくまとめられなかった。他の記事だけで「文量が充分(十二分?)」になってしまい、「削除に継ぐ削除」になってしまったことも原因。インターネットで文章を書き慣れていると「長くなる傾向」強いんだよね。特に私高本(爆涙

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