Piano Music Japan

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マーラー交響曲第6番「悲劇的」の『稿問題』(No.2240)

2013-03-17 20:46:15 | 歌曲作曲家・マーラー(1860-1911
 久しぶり(おそらく昨年11/4の 「老田裕子 X 佐伯周子:子供の不思議な角笛1899年版全曲」以来、と思う)に「マーラー論」を書く。この1文が書けるようになったのは、ひとえに 老田裕子 と 佐伯周子 のおかげ様である、ありがとうございます。


 マーラーは、ブルックナーと違い「稿問題」はほとんど無い交響曲作曲家である。生前に完成した全10曲の交響曲(「大地の歌」を含む)中、9曲は何も問題ない。「第6番」1曲だけが「稿問題を内在」している。明日から連日聴きに行くので、整理しておこう!

マーラー交響曲第6番「悲劇的」の「稿問題」



  1. 「スケルツォ楽章」と「緩徐楽章」のどちらが、先の第2楽章に配置されるのか?


  2. 終楽章の「ハンマー」は何回か?(2 or 3)



 この2つだけである。「ブルックナー の 稿問題」と比較すれば、相当軽いのだが、「マーラー交響曲」ではこの曲だけが唯一内在している。


 私高本は「緩徐楽章 = 第2楽章」構造で、マーラー交響曲第6番「悲劇的」を最初に聴いた。正直「?」と感じた。「マーラーらしく無い」と直感的に感じたからだ。

マーラーの他の全ての4楽章以上構成の交響曲は、「スケルツォ楽章 → 緩徐楽章」だから


 マーラー生前出版の 「カーント版」も、「スケルツォ楽章 → 緩徐楽章」で出版されている! 勿論、「緩徐楽章が先」派にも根拠があるのは知っている。だが、私高本にはどうしても違和感があるのだ > 緩徐楽章が先の第6番><


 「ハンマーの音の回数」も、作曲経過を知るとどちらとも判断できかねる。私高本は「マーラー歌曲」は詳細に調べたが、「マーラー交響曲」はよくわからん><
 詳細知っている方は教えて下さいませ。

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