詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

神無月の月が昇る

2008年10月01日 | 政治
大好きな九月は
交通事故とその後始末のために
あたふたと過ぎ去ってしまった

事故でぼこぼこになった愛車で
マンジュシャゲ咲く道を
一ヶ月振りのドライブ

風が吹くたびに
アザミの綿毛が
谷間の空を埋め尽くして
川下へと流れてゆく贅沢

陽だまりの堰で泳ぎ
大空へとジャンプする岩魚たちは
春よりももっともっと
数が増えたみたい

もうじき
神無月の月が昇る
三万日しかない人生の一日を
あかあかと染めて今日の夕陽
生きてゆく途上で
いつの間にか忘れてた
夕焼け空をどこまでも飛んでゆく
蜻蛉のこころ

生きつづけることでしか
得られない回答がある
その先のことなんかは
ほんとうは
どうでもいいことなんだ