詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

森へ行こう

2008年10月20日 | 政治
青い風が吹きわたる
森へ行こう

綿帽子の落下傘を揺らしながら
植物の種たちが
ふわり ふんわり

悩みも 怒りも 哀しさも
ふわり ふんわり
風の中へと流離ってゆく

いったい何を
得られたんだろうかと悩む前に
これだけ多くのものを
自然や 両親や 人々から
与えてもらったんだろかと感謝しながら

自分みたいにちっぽけな存在でさえ 
何かしらを 誰かに
与えることができたんだと慰めながら

ふわり ふんわり
青い風のなかを飛ぶ綿帽子たちみたいに
しんしんと雪の季節を乗り越え
また違った季節に
めぐり合うために


近くで見れば正常な人なんてどこにもいない

2008年10月20日 | 日記
「正常な人」という概念は
時代や社会が作り上げるもの
極端に言えば
その時代に支配してる権力が作りあげるもの

近づいて見れば
みんな何処かしら
「いびつな」人間ばっかり
戦前社会だったら
ほとんどすべての日本人が
刑務所行きに違いない

だからこそ人間は
愛すべき
可愛い生き物

動物が何の目的もなく
遠い夜空の向こうまで
行きたいなんて思うだろうか
他の生き物や同類を
いじめたり 殺したりに
喜びを感じるだろうか

これは果たして
社会生活する猿的先祖さまから
受け継いだものなのか
それとも
人間になってから
異常進化したせいなのか