詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

ランド・アバウト・ミッドナイト

2008年10月21日 | 日記
「トムは真夜中の庭で」というファンタジーを読んで以来
真夜中に目を覚ますと 
ついつい
柱時計の音を数えてしまう癖がついてしまった

ぼくは全然覚えてないけど
子供時代のぼくは
夢遊病者だったという

ホラーの帝王S・キングのSFの最高傑作
「バトルランナー」を読んで間もなく
その結末そっくりの9・11が起こって
その画面に 
涙ぐみながら 懸命に
拍手している自分がいた
預言者キングに乾杯だった

映画の「バトルランナー」は
見るも無残に変えられてしまって
ハッピーエンドになってしまったのが
とても哀しかった

僕がキングに送ったファンレターは
今ごろは たぶん
CIAかFBIの倉庫にでも放りこまれて
分厚く灰でも被ってることだろう
「なんであんな映画を許したんだ!」という内容の
情けなさに涙が一滴
生まれて初めてのファンレターだった

ジョン・レノンの暗殺犯が
その直前にファンだといって
サインをもらったのがS・キングだった
「とても驚いたよ」と言ったきり
それ以来キングは
全くの腰抜け野郎になってしまった

日本のホラーの女王篠田節子も
輝かしいSFの数々を残して
遠い世界へと行ってしまった

国会に核爆弾をぶち込む「斎藤家の核弾頭」や
希少生物を救う物語「アクアリウム」や
「いけにえ(題名違うかも・・人体移植用に特別に育てられたクローンの少女の物語)」こそ
この国で唯一好きなSF
ぼくの青春時代に
ケルンみたいに聳える存在

誰でもいいから
キングや篠田節子に続く作家が
出てきてくれないもんだろかと
最近つくづくそう思う

あいさつ

2008年10月21日 | 政治
面と向かってじゃなくっても
あいさつは可能なのです
というより
そっちのあいさつの方が
より大切なあいさつなのです

じんわりと心に沁みこむ太陽や
満ち欠けを繰りかえす月や
影のように寄り添う風を
地上の何処でだって
見上げることが可能なように

樹々のそよぎが
津波のように
ひとつの想いを伝え合いながら
地球を一周してゆくように

どんな生き物や
どんな地上の物でさえも
みんな太古から
支えあってきた仲間たちなのだから

ビックバン以来の
歴史をともに生きてきた仲間たちや
同じ成分で作られた
仲間たちからの挨拶で
満ちあふれた地球

だから
人間だけが思い上がって
「地球に優しくしよう」とか
ペットに無理やり
衣類を着せるなんて言語道断

他の生命を食べる時だって
必要最小限を
感謝しながら
食べる必要があるのです
自分で殺した生命だけを
食べるという礼儀が不可欠なのです