中國は、14億人の国民の生活を支えてゆかなければならないから、そもそもがビッグデータを扱わざるを得ないから、自然にコンピュータ処理においても、その分野の技術が発達したのは当然であろう。そこにきて、ビッグデータ処理には、データ整理・統合技術がつきもので、そのためのロジックも発達することになる。それが正しくAIであり、世界的にも中国は、AI の先進国とされる所以である。
日経が、中国のAI関連論文数と引用数で、世界一になったと報じていたが、その背景は、ビッグデータを扱わざるを得ないという事から来た産物である。日経が記載したデータを下記に掲示する。
従って、顔認識においても、中國独自の技術を開発していると思う。さらに、Appleなどの情報機器メーカーやGoogleなどのソフトメーカーあるいは自動車メーカーなど先端企業は、中國を、顧客とみているから、アメリカの政治家とは異なって、自分たちの製品・サービスを売るためには、駆け引きをしているだろうから、中国政府のもとめに応じ、先端技術を開示していることは間違いない。
故に中国の顔認証技術は、中国独自技術に加えてアメリカの技術も入っていると思う。
中國には、こういったAI技術をベースに、2億台以上の監視カメラと顔認識ネットワークとから構成される、天網なる監視カメラのネットワークが出来上がっている。そして1秒で中國全国民の識別ができるとまで言われている。