ぽかぽかと行きましょう

急がず、後れず。自分の歩幅でぽかぽか行くようなブログです。

蜘蛛の大事業

2007年08月01日 | 日常・身の回り

もう、一週間になるか、キラリと光る一本の糸が庭のヒバの枝から二階の窓の手すりに渡されたのは。その距離約5メートル、もう一本渡されて、長大な吊橋のように風に揺らいでいた。

取り払うのは簡単だが、姿を見せない蜘蛛がこれから如何するのか見極めることにした。どしゃ降りの雨も二,三回あったが、強度があって耐えた。

今朝見ると、下のほうにも支点を張り蜘蛛の巣が形を成してほぼ完成していた。未だ巣の主は姿を見せないが、巣の下部に、小さな獲物がかかっている。

おそらく最初は、風に吹かれて反対側の空中に飛んだのであろう。

一回で成功したと思えない距離を糸を引きつつ飛んだ。一本の糸が張れれば、あとは思い通りに巣が出来る。

巣作りの本能だけで出来るとは思えない技である。

けっして大きな蜘蛛ではないと思うが、小さなこの虫にとっては、大事業である。

小さな頭脳で大きな行動力。奮闘一週間、雨にも負けず、風にも負けず、蜘蛛の宇宙ステーション完成をこころからお祝いする。

不可能と思える事も、強い意志力で実らせた小さき命に学ばせてもらった。

柳に跳びつく蛙の努力を見過ごさなかった小野道風が重なって見えるではないか。


明日から、ハヅキ。ハハのハァ~

2007年08月01日 | インポート

あと30分で、八月。勝手にカウントダウンしながら、葉月をおごそかに迎えます。

八朔。

一月から、七月までいろいろ御座りましたさ。

八月もいろいろ有りそな、怪しい予感。

当ブログのカテゴリも、欲張っていっぱいになりました。

右サイドのカテゴリは、記事の多いのは太字で大きく、少ないのは細く小さい字で表しています。「一行法師」なんてのは、太く大きい。したがって、何でもかんでも、入れ込んでしもうた結果で、もちろん一行で収まらない記事ばかり。 

一寸法師と、西行法師のコラボレーションということで、ふざけたカテゴリと言うか、「一行法師」なんである。(ただ今23時50分)。

非妻節 「ひつまぶし」で、こんなこと、いや「ひまつぶし」でやっているわけでない。

これは吉天の、れっきとした文章戯法なのである。

かって原稿用紙にむかって、文章を書く際に書き出しが出てこないのを、筆にまかせて出鱈目書いて、20行ほどして、まともな文章にになってきたら最初の20行を切り捨てる、カステラの耳を切り落とす技なのである。

そら、八月一日になった。 もう三分過ぎた。