広辞苑の六版が出るという。
電子辞書は、好きではないので持っていない。今後も持つつもりは無い。
新しく、最近の言葉が収録される六版は、今日の新聞によると「ニート」などのカタカナ言葉が多数入ったとのこと、一過性の流行語は載らないが、現代の言語として定着した言葉が載る。
「おしん」や、「ウルトラマン」も入っていると言う。
辞書版と、電子辞書版と両方あるらしいが、自分はページを繰って見る、在来の辞書版の方がよい。ページを開いて語句を探す楽しみが面倒でもよい。ついでに周辺のも見られるからだ。
電子辞書は使ったことは無いが、一発で探す文字が出る便利さと持ち歩くのに楽なのだろう。
広辞苑が、一冊書斎にあるだけで、安心感がある。持ち歩きには、コンサイスの国語辞典があれば良い。
吉天の若い頃、会社に居られたY先生は、東大出で松山の女学校の教師をされていた経歴の持ち主、飄々とした老人で図案家として仕事をしておられた。
そのY先生には、仕事の合間に、いろいろと教えていただいた。
辞書は、広辞苑と新潮国語辞典を持つようにと、また読書の指導も頂いた。美学関係も読むべき本を薦めていただいた。お陰で無学な私も勉強する手立てを学ばさせていただいた。
若い頃、いい師との出会いは、有難い一生の財産であった。