『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

ウケを狙った訳じゃないんだ

2008年05月01日 03時23分35秒 | 日々の出来事
様々な理由で、妹は再び職探しをしている。
「焦るなよ。」っていつも自分に言い聞かせる言葉を、ねぇちゃんらしく言ってみる。

甥っ子もそろそろ学校に慣れ始め・・・たと思った所へ
先週から家庭訪問週間で、1時過ぎには「ただいま!」と元気な声で帰ってくる。

八重桜も盛りを過ぎて、風薫る五月。新緑が眩しい。


・・・・で、新学期につき物と言えば、健康診断?


「ねぇちゃん、紙コップない?」と妹が聞いた。
「なんでぇ?」と姉は答える。
「ケンニョー、ケンニョー。」と、口をとんがらせて妹が言う。
「こんなん、渡されたって出来へんってぇ。
 養護学校やねんからさぁ、もうちょっと考えてくれんかなぁ。」 

確かに、こんなのでは的を外すに決まってる

「あるでぇ紙コップ。ちょっと待っとりぃ。」
姉はキッチンの棚から紙コップを取り出していそいそと隣へ向かう。


その時、私の頭の中には「的を外さないように!」が第一になっていた。 
でも、甥っ子が明朝トイレで頑張る様子を想像したら・・・
笑いの波が押し寄せてきて・・・
「お~~ぃ、お~~ぃ。」と玄関先でうずくまってしまった。

差し出された紙コップを見て、妹が「ぎゃははははは」と倒れ込む。

ひぃひぃ言いながら「大きすぎやろぉぉぉ。」と言うので、
「的を外したらあかんのやろが?
ほな全収納型でないとあかんやろがぁぁ。」って・・・自分で言ってても可笑しいって

息も絶え絶えに笑い転げる我が娘達を、
何とも不可思議な顔でじっとみつめるかぁちゃん・・・
姪っ子が目を丸くした後で、大爆笑する。

やがて甥っ子が「おばちゃん、笑いすぎたらあかんねんで、なっ!なっ!」
と、異常事態に不安になったか、真顔で背中を叩く。

こら、おばちゃんは、あんたの為に持って来たんや。
別にウケを狙ったわけじゃないって。


・・・あぁ、笑いすぎて死ぬかと思った



え?何が可笑しいって?  
ご説明申し上げます。
     


              

・赤いシャッポの醤油入れみたいのが、学校に持って行くケンニョー容器。
・その手前のプラスティック容器が持って帰って来たもの。
・左側のが普通サイズの紙コップ(一応これも持って行った)
・そして・・・おばちゃんが甥っ子の為にと思った、でっかい紙コップ~ッ♪



         「ね、ねぇちゃん。そんなよけ入れてどねんすんのん。」
         「せやけどあんた、絶対的外せへんやん!!」

                   



あの、なんですねぇ。
私、ただ今テニス肘が悪化中で肘が伸びない、曲げられないんですがね。
痛さを忘れて、ケンニョーひとつでこれだけ笑えるのでありますから、
身内が増えるってのは、良き事でもあるのですねぇ・・・いや、ほんと。
              
           
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする