『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

「ぱぁ」じゃなくて「ぺっ」

2008年05月28日 03時05分55秒 | かぁちゃんにまつわる話
新しい生活が始まって、もうすぐ二ヶ月。
それなりに、それぞれに今の生活に、しっぽり収まりつつある。
最初はみんな戸惑って、いつもの事さえまともに出来ない日々が続き
私など「ん~っ?」「え~っ?」・・・・・・な事だらけだったけど
そんなこんなも時と共に慣れっこになるものである。

4月の初めのある朝、ぴ~が言った。
「なぁなぁ、かぁちゃん歯磨きのお水をごっくんしてしまう~っ!!」
「なんでぇやぁ!?ちゃんと出せるでぇ」憮然として姉は応える。

実はかぁちゃん、数年前はうがいの水は全部飲み込んでしまっていたので
歯磨き粉は使わずに、ブラッシングだけしていたのだけれど
ちょっとしたコツを掴んでからは・・・へへへある日突然出来るようになった。
(自分で顔を下に向けられないので、私が肩組みをして、
一緒にお辞儀する形で顔を下に向けるとと出来るようになった。
この時、必ず「ぐちゅぐちゅ」と「ぺっ」はかぁちゃんの耳元ではっきりと言う)
もちろん、ぴ~にもその方法は伝授してある。
なのに、なぜ??

続けてぴ~が言う。
「だってなぁ、ちゃんと、ぐちゅぐちゅぱぁって言うてんねんで。
 ぐちゅぐちゅってするのに、ぱぁ!で出せへん。」
姉は益々眉間に皺を寄せて言った。
「ん~?ぱぁ~?」
「そりゃ、ちゃうやろ。せやからせぇへんねん。」
ぱぁ!ちゃうやん、ぺぇ~!や!・・・ええかっ?」
ぐちゅぐちゅぱぁ!ちごて、ぐちゅぐちゅぺぇ~~~っ!!
でないとあかんのんや~っ!!」

そう。世界に君臨する女王の如く姉は言い放ったのだ。
嵐の中、断崖絶壁に稲光を背に受けて雄雄しく立ち
右手をぴんっと伸ばして、猛り狂う海の彼方を指し示すと、
その方向に一筋のまばゆい光が天から降る・・・
図柄としては暗転に近く、稲光と一筋の光だけが強調されている・・・
と言った光景を思い浮かべていただきたい。

最初はぼんやりと、そのやりとりを聞いていたかぁちゃん。
やがてその目に光が点り、交互に娘達の顔を見ると、
突然顔をくしゃくしゃにして、顔中で笑った。
これすなわち青空の如く・・・



え~・・・・・・・そないに大げさなもんやないです。はい。・・・・・・・

あぁ、歯磨き一つでこんなに遊んでしまった・・・



しかしこんな風に“これまでと違った些細な事”で新しい発見は日々続いている。
かぁちゃんだけじゃなく、それぞれみんな。
殊に、甥っ子や姪っ子に関するその愛しむべき生態を、
私だけが楽しんでいては申し訳ないので、徐々に披露して行こ~っと
そうだ。君達を「愛」と「誠」と名付けよう・・・ん~、違うなぁ

そうだ!せっかくロデムがいるのだから、ロプロスポセイドンにしよ~っと
でも、固いので、以後姪っ子はろん甥っ子はぽんと言う事で、どうぞ御贔屓に


                  
                    
        


え~っ、ところでぇ
明日、良い事があるのです。
つい一週間ほど前に突然決まった素敵な出会いの計画
う~ふ~ふ~
あ~、言っちゃいたい!でも我慢、我慢。
日付では明後日になっちゃうけど、報告しますね。
コメント (10)
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