「美」を愛する人へのメッセージ

岩国市を中心に「いろ・色・パステル画」展を開催しています。また、「美」という大きなテーマに向かって発信していきます。

「ゴーギャンの作品」

2011-02-17 16:44:19 | 「世界の美」

ゴーギャン & ヴィヴァルディ_四季_春

「ゴッホ」のことを書けば、すぐ出てくるのが「ゴーギャン」ではないでしょうか。

 

「ゴッホ」は一時、芸術家との共同生活にあこがれて、他の芸術家への投げかけをしてみますが、それに答えたのはこの「ゴーギャン」ただ一人だったようです。

 

その共同生活も、皆さんよく知っているようにすぐ破綻になり、ゴッホの「耳きり事件」で終焉を迎えます。

 

その「ゴーギャン」も航海士をしたり、株式代理人をしたりで気持ちがゆれていた人だったようです。

 

5人の子供と妻がありながら、画家を目指して画家として出発するのですが、「ヨーロッパ絵画」に疑問をもち、「タヒチ」へ行ったことは有名な話です。

 

そこでの「楽園」を夢見て、画業に専念するのですが、そこでも自分の描くべきものが見つからず模索を続けるようになります。

 

そうした心の葛藤がこの動画の中ではよく理解できるようになっています。

 

版画の作品が多いのも、そうした心境の表れではないでしょうか。

 

 

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「炎の画家・ゴッホ」

2011-02-16 18:09:24 | 「世界の美」

ゴッホ & ヴィヴァルディ_四季_夏

「オルセー美術館」で見た「印象派」の絵画を紹介しているわけですが、ここで忘れてはいけない画家の一人に「ゴッホ」が上げられます。

 

私にとっても忘れがたい存在で、実は私が美術を続けている原点はこの「ゴッホ」にあるように思われます。

 

小学6年の時、担任が見せてくれたゴッホ作「アルルのはねばし」と「糸杉」は昨日のことのようによく覚えています。

 

「なんて美しい絵なんだろうか」とその時は思いましたが、その出会いが後々大きく尾を引くとは思いもよりませんでした。

 

「ドガ」が「動くもの」に興味がある画家ならば、ゴッホは「動いている心」に興味があった画家のように思えます。

 

「色には力がある」と言うことを教えてくれたのも、このゴッホだったように思います。

 

中学生が絵を描く時、ものも言わずに目を凝らしながら描いているその姿に、「色」の持つ魔法のような力を感じざるを得ません。

 

ゴッホはたかだか9年間という短い画家生活を送りましたが、その9年間の集中力は彼の作品が全て私たちに教えてくれています。

 

ただ、彼の絵は生前1枚しか売れなかったのですが、彼を支えた弟の「テオ」の存在や、「テオの妻・ヨハンナ」存在を忘れてはなりません。

 

終生、「ゴッホ」のめんどうを見てきた「テオ」と、二人の死後ゴッホの作品を啓蒙した「ヨハンナ」の功績なしに、ゴッホの存在はありません。

 

その後、いろいろな人に支えられたゴッホの作品が、我々日本人にも見れるようになったのもこうした影の存在があったことを忘れてはいけないのではないでしょうか。

 

ゴッホについて語ると、膨大な時間が要りますが、とりあえず「炎の画家・ゴッホ」の作品を見て、何かを感じて欲しいと思います。

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「ドガの作品から」

2011-02-15 17:34:55 | 「世界の美」

エドガー・ドガ & ヴィヴァルディ_四季_冬

「印象派」といえば、「ルノワール」「モネ」に続いて日本人によく知られている画家は、「ドガ」ではないでしょうか。

 

「踊り子」で有名な「ドガ」は、終生「動き」ということにとても興味があったようです。

 

「競馬」や「踊り子」だけでなく、あらゆる「人の動き」に興味をもち、それを瞬時に描くことに大きな喜びを見出していた画家ではないでしょうか。

 

毎晩のように「パリ」にある「オペラ座」に通い、「ダンサー」の動きやその何気ないしぐさを観察していたようです。

 

この時期、「写真機」の発明があり、ドガはすぐこの「写真機」を使って、人の動きを研究していたようです。

 

また、「ドガ」と言えば、「パステル画」で有名で、その大半の作品はパステルで描かれています。

 

この当時にすでに1000種類以上のパステルの色があり、それを使ってドガは動きの早いものを描いていたものと思われます。

 

年をとって、視力が落ちていくとますます「パステル」の存在が大事なものとなり、後半の作品はほとんどが「パステル画」で占められています。

 

生涯独身で通した「ドガ」はある意味では、強情な性格の持ち主で、そういうところがパステルひとすじの人生を送ったのかも知れません。

 

ドガの踊るような絵画を楽しんでください。

 

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「ルノワールの作品」

2011-02-14 08:37:20 | 「世界の美」

<!-- 「ルノワールの作品」 -->

「印象派」と言えば、まず上げられるのが、「ルノワール」と言う画家でしょう。

 

その名前は日本人にはとてもよく知られており、その「人物画」は特に有名です。

 

その優しい色合いと形、それにその表情はとても「幸福」に満ち溢れる作品ばかりです。

 

画家の中で、一番幸福な生涯を送ったと言われていますが、それは作品の中からほとばしるオーラのようなものがそう感じさせるのかも知れません。

 

しかし、40歳を過ぎてからの「ルノワール」は「リュウマチ」をわずらい、決してそんな境遇にはあったとは思えません。

 

「車椅子」に座りながらの生活が続きますすが、奥さんの後押しもあって絵を描くことだけは続けられたようです。

 

その「ルノワール」の作品の中から、あまり見たことのない作品が登場するこの動画を見て、その創作意欲を少しでも感じてもらえれば幸いです。

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「寒い一日とモネ」

2011-02-13 07:59:27 | 「美の遊歩道」

昨日、「広島」の「ひろしま美術館」で行われるミュージアム・トーク」に行ってみようと、駅に行くと外はこのように吹雪のような天気でした。

横殴りの雪がまう中、電車はのろのろと動き、この日の天気が全く予想ができない状態になりました。

普段とは違い、空全体が真冬のような感じになり、この日無事広島へ着くかさえ、不透明になってきました。


広島に着くと、雪もおさまり無事「ひろしま美術館」に到着しました。

 

「ミュージアム・トーク」とは、どんなことをするのだろうと興味深々と会場に入りましたが、動画にあるように「マイヨール」の彫像が置かれた円形のの空間を使って、学芸員の方が「モネ」の作品をスライドを使いながらの説明をしていました。 

 

はじめてこうした所での「ミュージアム・トーク」ではありましたが、とてもおもしろく「モネの世界」に自分が入り込んでいくのが良くわかりました。

 モネ

この動画は、「モネの作品」を集めているので、参考になると思います。

 

説明があると、さらに良くわかると思いますが、そうした試みもこれからはだいじなことだと思いました。

 

午後からは、この会場で「ミュージアム・コンサート」があり、円形を囲んでピアノを彫刻の横に置いての演奏が行われました。

 

残念ながら、会場での撮影は禁止されていて、こうした動画を通じてイメージしてもらうしか方法がありません。

 

しかし、こうした空間の中で文化に浸れる時間が持てることは「至福の喜び」だと痛感しました。

 

昨日の1日は雪をのどけば、「最高の空間」を満喫したような気持ちになり、こうした時間の大切さをしみじみと考えるようになりました。

 

「文化」をどのように自分の世界へ取り込んで行くかは、これからの私たちの大きな課題のように思えます。

 

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