国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

『押し寄せる中国人、「沿海州経済」を掌握 』と題する12月25日の朝鮮日報の記事の目的は何か?

2006年12月26日 | 韓国・北朝鮮
日本から米中露にバックパッシングされた朝鮮半島からロシアは既に手を引き、米国も手を引こうとしている。日本も当然手を出さない。中国も直接関わるのは損なので、北朝鮮に半島統一を行わせることでバックパッシングしようとしている。北朝鮮は周辺大国を天秤に掛けて有利な援助を得ることは困難になるが、その代わりに支配階級として韓国を統治し韓国人から収奪するという利益を約束されているのだろう。富裕さを見せびらかし威張り散らす韓国人に対する北朝鮮国民の鬱憤が赤化統一後に晴らされることになると予想する。現在進行形の北朝鮮に関する六カ国協議とは、実は韓国の滅亡と北朝鮮による半島統一・中国の衛星国化という方針で一致した日米中露+北朝鮮が韓国を罠に陥れるための舞台に過ぎないのではないか? 朝鮮日報の記者はこの危険な現状に気付いている。そこから韓国を救う道は日本の介入を求めること以外にあり得ない。そこで、もはや終焉が迫ったロシア極東への中国人の大量進出の脅威を煽り、「沿海州が中国に支配されそうになっており、日本は韓国を味方につけないと危ないぞ」と日本を脅迫しているのであろう。日本を中国脅威論で脅迫するには、ロシア市場からの中国商人の追放という情報は不都合なのでわざと報道しないのだと想像される。 我々日本人は、かつて国際金融資本の甘言に乗って朝鮮半島に進出し日清・日露の両戦争を戦った愚かさを深く反省しなければならない。日本を守るためには、朝鮮海峡の制海権さえあれば十分であり、大陸への軍事的進出は行うべきでない。朝鮮民族のような愚かな人々の住む地域に進出することなど愚の骨頂である。韓国を滅亡から救うために血を流した在韓米軍が現在、韓国人から石を投げつけられているという事実を我々は目を見開いて見なければならない。 . . . 本文を読む
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