国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

アジア大会の朝鮮半島旗の竹島表示問題から予測する韓国の運命

2006年12月03日 | 韓国・北朝鮮
 南北統一チームの旗から竹島が何故外されたのかの真相は不明であるが、Unknown氏の「マヌケなオチですが、政治的判断が働いたのでは?」とのコメントに同意する。私の想像は以下のようなものだ。韓国は日本を竹島問題で刺激することの危険性を理解し、もし日本がこの旗を国際問題化させた場合には「実は鬱陵島と竹嶼です」と言い逃れる事の出来るような竹島入りの旗を準備していたのだと思われる。しかし、その苦しい言い逃れが通用しない危険性を考慮して、竹島問題で日本が韓国に抗議する根拠を一切与えない様に、鬱陵島・竹島らしき島を一切省いた旗に急遽差し替えたのではないだろうか?そして、その差し替えの原因となったのは、南北統一チームの入場の約12時間前に行われた上海周辺海域での中国軍の軍事演習だったのではないだろうか?韓国政府は今年4月18日に「海洋法強制紛争手続」排除を宣言しているため、国際司法裁判所・国際海洋法裁判所・仲裁裁判所・特別仲裁裁判所などに訴える権限を失っており、離於島の韓国基地や公海上の韓国船舶への中国軍の攻撃に対して致命的に脆弱な状態となっている。  そして、この「南北統一チームの旗の差し替え」には北朝鮮の同意が必要であったと思われる。韓国政府は北朝鮮に対して、旗の差し替え問題への同意と引き替えに何らかの譲歩を行ったと想像される。そもそも、北朝鮮が韓国に提案したとされる「朝鮮半島旗に竹島を入れること」は、竹島を不法占拠する韓国と日本の対立を煽って韓国を国際的に孤立させるという北朝鮮の陰謀であったと思われる。竹島が韓国の領土であると国民を洗脳している手前、韓国はこの提案を公式に拒否することは不可能であるからだ。 . . . 本文を読む
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