国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

辛亥革命百周年記念:特別展「孫文と梅屋庄吉」

2011年07月05日 | 中国
私がこの展示で痛感したことは、革命には巨額の資金が必要であり、大国の政府か国際金融資本といった巨大組織の支援なしには不可能であるということだ。私がリンクで取り上げている「ウォール街とボルシェビキ革命」(by サットン)も、ロシア帝国を倒してハザール系ユダヤ人による独裁政権をロシアに作りたいというウォール街の金融ユダヤ人たちの野望を細かく記している。太田述正氏はこれは偽書だと主張しているが、実名では真実を語ることが危険だからではないかと私は想像している。恐らく、明治維新も日本で革命を起こして新政権をコントロールしたいというイギリスの国際金融資本が金銭面で援助していたのだろう。長州藩や薩摩藩が幕府を倒す大戦争を行ったのは、どう考えても自己資金ではない。 1970年代の日中国交回復以降の日本の対中援助も、日本が中国をコントロールするための手段であると考えられる。戦前の南京親日政権の協力者の息子であった江沢民は恐らく日本の協力者で、その出自を隠すために激しい反日言動を行ったのだと私は想像している。日本は上海・大連などかつて支配した地域に重点的に進出して影響力を拡大している。上海は事実上日本の経済的植民地である。外交経験に乏しい中国政府は、表向きは日本・米国と軍事的に対立しているが、実は裏では米国に敵対視されるという現状に怯え、日本政府に指示を仰ぎ続けているのではないかと私は妄想している。アジア大陸の大国が集合する上海協力機構は一見日本を仲間はずれにしているが、実際はこの上海協力機構は日本政府がコントロールしているのではないかと私は考えている。将来米国の世界覇権が崩壊すれば日本は公式に上海協力機構に加盟し、事実上その指導国家に就任することだろう。 . . . 本文を読む
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