もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

崖っぷち犬騒動

2007-02-01 12:25:25 | ぷ♀の日記
あの崖っぷち犬騒動空早いもので一月あまりが立ち、
保護されたそのこの引き取り希望者が保健所に殺到しました。
先日、そのこの引き受け先を決める抽選会が行われ、
その際には、例の崖っぷち犬の兄弟姉妹犬も里親募集で出ておりました。

ところが…

そこに現れた誰もが、崖っぷち犬のみを欲しがり、兄弟姉妹犬、そしてそのほかの処分予定犬には目もくれなかったそうです。
曰く、「あのこ(崖っぷち犬)は他の犬と違うんや。」

本当にそうでしょうか?

ではいったいどこが違うのでしょう?
それは端的にいえば知名度。
同じように見えても、崖っぷち犬は超有名犬であって、他の子たちはただの雑種の野良犬。
でもでも、有名か否かの違いはあっても中身はまったく同じ雑種の野良犬。
良いところも悪いところも同じはず。
どうしてそこに気がつかないんでしょう?

「あの子はずっと崖にいて可哀そうだったから引きとって幸せにしたい。」
「あれだけのことを乗り越えてきた強運の子なので、その強運にあやかりたい。」
「あの子が来たら孫が喜ぶから。」
などなど…

ピントがずれるどころか、自分以外のものの目をまったく分かっていない意見ばかり!
案の定、愛犬家、もしくは動物愛好家からは非難の意見が続出。

私はこの騒動を見ていて、
こういう引き取り希望者のような人々は、結局自分自身の利益しか見ていないんじゃないかな?
そう感じてしまいました。
だとすれば、引き取られたあの子はどうなるんだろう?
子犬ではなく成犬なので、簡単になついたり、しつけができるとも思えないし、
そのようなことをいとわずに努力できる方々が集まっていたようには思えないし、
この先、そこに集まった方々からすれば、この子の唯一の価値である知名度がなくなってゆけば、
そのときその子は無価値になってしまうのではないだろうか?

そのときこの子はどうなるのだろう?

無論、飼い始めていくうちに愛情が生まれ知名度以上の価値が発生することもありうるので、そう悲観的な見方ばかりではいけないのですが…
(むしろ、本来はそうあるべきではあるのですが。)


聞いた話によると、この件以降。
この場所に犬を捨てに来る馬鹿者たちが現れてきているそうで…
本当になんて嫌な風潮でしょう。
マスコミも救出劇ばかりではなく、こういう馬鹿者や先ほどのような希望者の問題点をもっと報道すべきではなかったのでしょうか?

今回の話も数ヶ月前のドッグパークのような事件も、実は毎日どこの町でも起きています。
だから、小学校の社会見学のコースに保健所の犬収容所を組み込んでみればいい。
こで犬、猫、ウサギ、フェレット…
それらの動物の姿を見ても、何も感じない子供がいれば。
そういう子供は大切な部品が抜け落ちているので、しっかりと学ばさなければならない。
その場合は、おそらくはその親も同じように。

でも本当は、まず最初に学ばせねばならないのは、
子供ではなくおとなんだよな!
今回の件でもそれがはっきりした。
それゆえに、今軽く絶望しています。


画像はとある施設のホワイトボード。
搬出予定日には、亡骸として施設を出ます。
無論安楽ではなく苦しみぬいて。
ですが、ここの施設の方も同じように苦しんでいます。
それが普通の感覚でしょ?
ですので、少しでも命を救うべく独自でホームページを立ち上げ、
処分予定の子を掲載されておられます。
それで、一匹でも救えれば徒の願いをこめて…
うちのらんちゃんは、ここから来ました。
コメント (7)
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