最近毎日のように機械いじりをしているせいか、
気が付くといつのまにか指を切っていたことに後になって気づきます。
そういう時たいてい最初は、
「おや?なんかかゆい?」
とそう感じ、見てみると切り傷があったり、いじると痛く感じるのです。
そう、切り傷なのに、痛みの前にまず最初かゆく感じるんでよ。
「痛痒い」という感覚かな。
みなさんもそういうことあるでしょう?
ほら、紙で手を切ったのを後で気づいたときとか…
だから私は小さい時から、
「小さい痛みは最初痒みとして感じるんだな。」
と考えておりましたし、一般的にもそのように考えられておりました。
でもその後、それは間違いであることがわかり、
痛みと痒み、それらを引き起こす各々の原因物質が発見されました。
つまり、痛みも痒みも、それぞれその刺激となる原因物質が違い、
またその刺激を伝える神経経路も、感じ取る脳の部位も全く別ものであったのですよ。
ではなぜ先ほどの様な痛痒さを感じるのでしょう?
実は、痛みと痒みがそれぞれ別と言えども、
神経経路は各々微妙に密接な関係にあり、
痛みの神経経路は痒みの原因物質(ヒスタミン)に、
痒みの神経経路は痛みの神経経路に、それぞれ微妙に反応してしまうのだとか。
だからそのバランスで、痛く感じるか、痒く感じるかが決まるのだそうです。
そういうわけで、前述の「痛痒い」状態とは、
軽い痛み物質が、両方の神経を刺激したものの、
痛みの方が微小であったため、痒みを感じたということなんでしょうね。
思えば、どちらの感覚も身を守るうえで非常に重要な感覚ですから、
独立しているとはいえ密接な関係にあるのでしょうね。
とはいえ、やはり比べると大きく違う点もあります。
これは、それぞれ一定以上のものを感じた際の体の動きに大きく違いが出ます。
・痛み→四肢を痛みの原因から遠ざけるような反射(侵害反射)を起こす。
・痒み→四肢を痒みの原因を払いのけようとひっかく反射(引っ掻き反射)を起こす。
分かりやすくいうと、指先を切った場合は思わず手を引っ込め、
指先を蚊に刺されると、無意識に掻いてしまうというような感じ。
つまり、生き物としては「痛み」は生きていくうえで最も避けねばならないことだから、
それを遠ざけるということは、反射として文字通り体に染み込んでいるんですね。
また「痒み」は痛みほど重要ではないにせよ、
「異物の接触」という好ましくない状態を早急に取り除きたいという、
体というか脳の反射と言えるのではないでしょうか。
(だから、侵害反射に比べ、引っ掻き反射は個人差が大きい気がします。)
そのようなことから、痛みは体の全身、それこと皮膚から内臓まですべてで感じ取ることができますが、
痒みは外側から触れることのできる部分でしか感じ取ることができません。
もしそういうとこの痒みまで感じていたとしたら、
痒いのにかけなくて、イライラして気が変になっちゃいそうですね。
だから「歯が痒い」なんてことがあればもうほんと、
文字通り歯がゆいどころか地獄ですよね。
(同様に、、温点、冷点も内臓にはありません。)
そういうことで、冒頭でお話していた切り傷などは傷が浅すぎたため、
皮膚表面の痛覚のみが刺激されたため、痒く感じたのでしょうかね。
さて、こういう痛みと痒みの微妙な関係を、昔の人もよく感じていたのか、
「痛し痒し」という言葉があります。
文字通り、痛いけど痒い、痒いけど痛い。
むずむずするから掻きたいけれども、掻くと刺激が過ぎて痛い。
そんな状態から、ある物事が、良い面悪い面半々あるため、
どうしたらよいものか判断しかねる状態をあらわすときに使います。
今はなき愛犬のジョイがアトピーで苦しんでいる時はまさにそんな感じでしたね。
痒みがひどいので良く効く薬を投与したいけれど、
それには副作用があるため、長期間の連続投与はリスクが大きい。
とはいえ、痒みが酷いと、掻きむしって傷を作りすぐ出血。
まさに二重の意味で痛し痒し!
でもジョイはもうそういう苦しみから解放され、のんきに空で寝て暮らしておると思います。
さて、ここで私の話。
毎年この季節くらいから、私もアトピーというか蕁麻疹が出始めます。
そしてその症状の出る部位はいつも決まって、左腰の裏あたり。
なるべく掻かないように、我慢しているのですが、それでもふと掻いてしまい、その後少し痛い思いをしております。
そんな時思い出したジョイに使っていたかゆみ止めスプレー。
試しにそれを、シュッとひと吹きすると、痒みはすぐにましになり、
ほぼ一日痒みを忘れて快適に過ごせます。
でも、ジョイに使っていたときは、このスプレーを日に3回ほど吹き付けておりました。
それほどまでに痒みがひどかったんだな~。
そう思うと今更ながら、あの子はよく頑張っていたなと…
そういうわけで、このかゆみ止めスプレーを吹き付けるたび、
私は今でもジョイのことを思い出しておるのですよ。
「今は文字通り極楽ですよ~♪」
気が付くといつのまにか指を切っていたことに後になって気づきます。
そういう時たいてい最初は、
「おや?なんかかゆい?」
とそう感じ、見てみると切り傷があったり、いじると痛く感じるのです。
そう、切り傷なのに、痛みの前にまず最初かゆく感じるんでよ。
「痛痒い」という感覚かな。
みなさんもそういうことあるでしょう?
ほら、紙で手を切ったのを後で気づいたときとか…
だから私は小さい時から、
「小さい痛みは最初痒みとして感じるんだな。」
と考えておりましたし、一般的にもそのように考えられておりました。
でもその後、それは間違いであることがわかり、
痛みと痒み、それらを引き起こす各々の原因物質が発見されました。
つまり、痛みも痒みも、それぞれその刺激となる原因物質が違い、
またその刺激を伝える神経経路も、感じ取る脳の部位も全く別ものであったのですよ。
ではなぜ先ほどの様な痛痒さを感じるのでしょう?
実は、痛みと痒みがそれぞれ別と言えども、
神経経路は各々微妙に密接な関係にあり、
痛みの神経経路は痒みの原因物質(ヒスタミン)に、
痒みの神経経路は痛みの神経経路に、それぞれ微妙に反応してしまうのだとか。
だからそのバランスで、痛く感じるか、痒く感じるかが決まるのだそうです。
そういうわけで、前述の「痛痒い」状態とは、
軽い痛み物質が、両方の神経を刺激したものの、
痛みの方が微小であったため、痒みを感じたということなんでしょうね。
思えば、どちらの感覚も身を守るうえで非常に重要な感覚ですから、
独立しているとはいえ密接な関係にあるのでしょうね。
とはいえ、やはり比べると大きく違う点もあります。
これは、それぞれ一定以上のものを感じた際の体の動きに大きく違いが出ます。
・痛み→四肢を痛みの原因から遠ざけるような反射(侵害反射)を起こす。
・痒み→四肢を痒みの原因を払いのけようとひっかく反射(引っ掻き反射)を起こす。
分かりやすくいうと、指先を切った場合は思わず手を引っ込め、
指先を蚊に刺されると、無意識に掻いてしまうというような感じ。
つまり、生き物としては「痛み」は生きていくうえで最も避けねばならないことだから、
それを遠ざけるということは、反射として文字通り体に染み込んでいるんですね。
また「痒み」は痛みほど重要ではないにせよ、
「異物の接触」という好ましくない状態を早急に取り除きたいという、
体というか脳の反射と言えるのではないでしょうか。
(だから、侵害反射に比べ、引っ掻き反射は個人差が大きい気がします。)
そのようなことから、痛みは体の全身、それこと皮膚から内臓まですべてで感じ取ることができますが、
痒みは外側から触れることのできる部分でしか感じ取ることができません。
もしそういうとこの痒みまで感じていたとしたら、
痒いのにかけなくて、イライラして気が変になっちゃいそうですね。
だから「歯が痒い」なんてことがあればもうほんと、
文字通り歯がゆいどころか地獄ですよね。
(同様に、、温点、冷点も内臓にはありません。)
そういうことで、冒頭でお話していた切り傷などは傷が浅すぎたため、
皮膚表面の痛覚のみが刺激されたため、痒く感じたのでしょうかね。
さて、こういう痛みと痒みの微妙な関係を、昔の人もよく感じていたのか、
「痛し痒し」という言葉があります。
文字通り、痛いけど痒い、痒いけど痛い。
むずむずするから掻きたいけれども、掻くと刺激が過ぎて痛い。
そんな状態から、ある物事が、良い面悪い面半々あるため、
どうしたらよいものか判断しかねる状態をあらわすときに使います。
今はなき愛犬のジョイがアトピーで苦しんでいる時はまさにそんな感じでしたね。
痒みがひどいので良く効く薬を投与したいけれど、
それには副作用があるため、長期間の連続投与はリスクが大きい。
とはいえ、痒みが酷いと、掻きむしって傷を作りすぐ出血。
まさに二重の意味で痛し痒し!
でもジョイはもうそういう苦しみから解放され、のんきに空で寝て暮らしておると思います。
さて、ここで私の話。
毎年この季節くらいから、私もアトピーというか蕁麻疹が出始めます。
そしてその症状の出る部位はいつも決まって、左腰の裏あたり。
なるべく掻かないように、我慢しているのですが、それでもふと掻いてしまい、その後少し痛い思いをしております。
そんな時思い出したジョイに使っていたかゆみ止めスプレー。
試しにそれを、シュッとひと吹きすると、痒みはすぐにましになり、
ほぼ一日痒みを忘れて快適に過ごせます。
でも、ジョイに使っていたときは、このスプレーを日に3回ほど吹き付けておりました。
それほどまでに痒みがひどかったんだな~。
そう思うと今更ながら、あの子はよく頑張っていたなと…
そういうわけで、このかゆみ止めスプレーを吹き付けるたび、
私は今でもジョイのことを思い出しておるのですよ。
「今は文字通り極楽ですよ~♪」