今回ご紹介するケロシン(灯油)トーチはRADIUS社の製品。
この会社は、ストーブの老舗PRIMUS社の元技術者たちが労働争議の末立ち上げた会社なので、
その作りの確かさはもちろんのこと、画期的なアイディアを盛り込んだ製品づくりと、
その仕上げの良さから一気に評判となり、
特に我が国においては、「ストーブ=ラジュース(ラディウス)」という風に、ストーブの代名詞となるほどの人気でした。
(ちなみ、PRIMUSとRADIUSはともにラテン語で、それぞれ「最初」と「光」という意味を持ちます。)
実は私が最も好きなストーブメーカーこそがこのRADIUS社ですので、
そこのトーチとなるとやはり、ちょいと気分が盛り上がるのです。
てなわけで、まずはご対面。
うんうん、良い感じでススとホコリにまみれくすんでおりますね。
でも、固着など手ごわい部分はどこもなく、
サクサクサクっと分解バラバラ!
こうなりゃ、あとはきれいに洗って磨いて組み直すだけ。
で、その作業の途中こんな個所に目が行きました。
ポンプの根元に糸がみっちり巻かれている。
じつは古いやつをいじっていると、こういうのによく出くわします。
この部分のパッキンが手元にない時これで代用したんでしょうね。
実際、完ぺきではないにしろ、十分実用可能な状態にはなりますから。
でも今回はパッキンも作り直すので、この糸は敬意をこめて丁寧に撤去。
そして薬浴ののち磨き上げ…
よし、あとは組み付けのみ♪
でけた♪でけた♪
コイル状の持ち手は放熱性を高め、使用時熱くならないための工夫。
面倒でコストもかかるけれど、RADIUS製品はたいていこの構造。
こういう手を抜かない姿勢が、やがて広く認められて行かれた所以ですね。
(でもさびたコイルは大変磨きにくい!)
またそのように手を抜かないモノづくりは、そのまま自社製品に対する誇りにもつながるわけで、
ほとんどすべてのパーツに、社名と製造国(スエーデン)の刻印が施されております。
こういうのって、使用する側もやはり嬉しいから、道具への愛着がぐんと増しますね。
そしてタンクには、
英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、アラビア語など、
輸出していた地域の言語がずらり!
(この時みたいに日本語もあれば嬉しかったのに。)
で、その横にあるのは、通称「Shooting Star(流れ星)」。
RADIUSファンなら手放しで喜ぶ誇り高きロゴであります。
てなわけで、組み上がったトーチを手に、
「美しいな~。かっこよいな~♪」
と、愛でに愛でていたために、
「これに火を入れると、一気にまた黒ずむな…」
と、つい思ってしまったので、
「火入れはもうちょいと先にしようかな…」
てなわけで、今回は燃焼動画はお預けです。
(=^^=)ゞ
あれ?
でもよく考えたら、今回はちゃんと使う目的があってレストア始めたはずなのに…
ま、いいか、もう一個のを組み上げよう。
というわけで次回へ続く。
(*^人^*)
この会社は、ストーブの老舗PRIMUS社の元技術者たちが労働争議の末立ち上げた会社なので、
その作りの確かさはもちろんのこと、画期的なアイディアを盛り込んだ製品づくりと、
その仕上げの良さから一気に評判となり、
特に我が国においては、「ストーブ=ラジュース(ラディウス)」という風に、ストーブの代名詞となるほどの人気でした。
(ちなみ、PRIMUSとRADIUSはともにラテン語で、それぞれ「最初」と「光」という意味を持ちます。)
実は私が最も好きなストーブメーカーこそがこのRADIUS社ですので、
そこのトーチとなるとやはり、ちょいと気分が盛り上がるのです。
てなわけで、まずはご対面。
うんうん、良い感じでススとホコリにまみれくすんでおりますね。
でも、固着など手ごわい部分はどこもなく、
サクサクサクっと分解バラバラ!
こうなりゃ、あとはきれいに洗って磨いて組み直すだけ。
で、その作業の途中こんな個所に目が行きました。
ポンプの根元に糸がみっちり巻かれている。
じつは古いやつをいじっていると、こういうのによく出くわします。
この部分のパッキンが手元にない時これで代用したんでしょうね。
実際、完ぺきではないにしろ、十分実用可能な状態にはなりますから。
でも今回はパッキンも作り直すので、この糸は敬意をこめて丁寧に撤去。
そして薬浴ののち磨き上げ…
よし、あとは組み付けのみ♪
でけた♪でけた♪
コイル状の持ち手は放熱性を高め、使用時熱くならないための工夫。
面倒でコストもかかるけれど、RADIUS製品はたいていこの構造。
こういう手を抜かない姿勢が、やがて広く認められて行かれた所以ですね。
(でもさびたコイルは大変磨きにくい!)
またそのように手を抜かないモノづくりは、そのまま自社製品に対する誇りにもつながるわけで、
ほとんどすべてのパーツに、社名と製造国(スエーデン)の刻印が施されております。
こういうのって、使用する側もやはり嬉しいから、道具への愛着がぐんと増しますね。
そしてタンクには、
英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、アラビア語など、
輸出していた地域の言語がずらり!
(この時みたいに日本語もあれば嬉しかったのに。)
で、その横にあるのは、通称「Shooting Star(流れ星)」。
RADIUSファンなら手放しで喜ぶ誇り高きロゴであります。
てなわけで、組み上がったトーチを手に、
「美しいな~。かっこよいな~♪」
と、愛でに愛でていたために、
「これに火を入れると、一気にまた黒ずむな…」
と、つい思ってしまったので、
「火入れはもうちょいと先にしようかな…」
てなわけで、今回は燃焼動画はお預けです。
(=^^=)ゞ
あれ?
でもよく考えたら、今回はちゃんと使う目的があってレストア始めたはずなのに…
ま、いいか、もう一個のを組み上げよう。
というわけで次回へ続く。
(*^人^*)