こんにちは。
いきなりですが、私のストーブいじりの原点はホエーブス625、
いわゆる大ブスであります。
この機種で、基本原理やメンテナンスの方法を覚えたのですが、
これがまた教科書のような造りの機種だったもんですから、
のちに、いろいろなストーブを手のしても、
そう迷わずにいじることができるようになったのです。
そんなわけで、好きなストーブは数あれど、
この大ブスだけは、私にとっては味特別な機種。
ですので、出物があると、ついポチッてしまうわけでありまして…
今回もこんなのが来ちゃいました。
箱の中身は角缶入りの旧旧型でありました。
で、缶の中身はといいますと…
なんか凄く雑な自家塗装に、むわっと漂う嫌な異臭。
こらまああれだな、
中のガソリンは確実に腐っているし、
下手したらあちこちカーボンとタールでひどいことになってるかもしんない…
そう覚悟しつつ分解してみると、
ん?
確かにポンプひどいタール汚れと錆びでしたが、
全体的にはかなり程度がよく、タンク内部はさびも浮かずきれいな感じ。
とはいえ、汚れと固着がひどいので、まずは慎重に分解しきれいにせねば。
そうはいってもポンプに関してはそう手こずることもなくサクサクと作業は進み、
チョイ手間取ったのはやはりスピンドル周りのこの部品
スピンドルとスタッフィングボックスが完全固着して分離できない!
(ちなみにスピンドルはこのような方法(「スピンドルの引き抜き」)で引き抜きます。)
こういう時は無理に引っ張らず…
バイスで咥えて、上からポンチでトントン叩きます。
(むろん固着部はトーチで炙っておくこと)
で、無事引き抜けたので洗浄清掃してみると…
うん、やはり状態はかなり良く、消耗部品にサビや摩耗がほとんどない!
これはある意味こびりついていたタールなどがパーツを完全にコーティングし、
湿気などから守っていてくれたのかもしれませんね。
さて、大方のパーツがきれいになったので次はタンク。
雑な塗装が嫌なので、とりあえずシンナーで拭き取ってみると…
あ!ラベルでてきた!
そうかそうか、ラベルをはがすこともなく上から吹き付けていたのか…
おかげで貴重なラベルを失うこともなく、
また、塗料もそこらへんの適当なものであったのが幸いし、簡単にはがすことができました。
いやはや、こうなると雑な塗装で助かった!
一体何が幸いするかわかりませんね。
で、塗装をはがしてみると、そこにあったのは一生懸命磨かれた鉄の地金、
なるほど、本来はきちんと塗装をし直すつもりであったのだな…
でもこうなると次の二者択一で少し悩む。
①せっかくなんできれいに塗装をし直す。
②この方法(「鉄タンクの処理」)で、さび止め処理をしてしまう。
①はブスのオリジナルカラーの塗料が入手しづらいのと、
一部ぼろぼろになっているラベルの際の処理が微妙に難しい。
②は処理の最中にラベルがはがれる恐れが大!
とまあ、このようにどちらもラベルの存在がネックになって、踏ん切りがつかない。
で、タンクを手に取り眺めていると、
いや、何も処理せずこのまま少しさびの浮いた感じも渋くてよいよな…
ちょうど、マルボロマンハーレのタンクみたいでカッコいい!
でもさびが浮くのも困るしな~。
ということで…
上からクリアを吹いて仕上げました。
うんカッコイイ~!
本来は耐ガソリン用の塗料を使うべきなんでしょうが、
予算と手間の関係で100均のスプレー缶を使用しました。
まあ、はがれちゃってもその時はワセリンでも塗って対応すりゃいいか…
とはいえ、熱には弱そうなので、プレ皿部分には塗料皿で別途プレ皿を作り設置。
中にはカーボンフェルトを敷いたので、あふれる心配も少ないし、
これでダメージはかなり軽減されるはず。
というわけで、完成!
となれば…
早速テスト!
しょっぱなから気持ちの良い青火で絶好調!
またハンドル操作も軽く、スムーズに安定したとろ火に移行できます。
この扱いやすさが、やはり大ブスの魅力なんだよな~♪
てなわけで、都合20分ほど連続燃焼させていたのですが問題なし!
といいますか…
もっともっと、この炎なら眺めて居てられる♪
ほんと、なんなんでしょうね~?
もっとコンパクトで、もっとスマートで、
そしてもっと軽量で…
そんなストーブがほかにもたくさんあるというのに、
この大ブスの魅力は全く薄れることがない!
ほんと、大きくて、もっさりして、しゃれっ気も何もないのに…
やっぱ最初にいじった機種だから?
いや、なんかそうでもない気もする。
どこか、何とも言えぬ魅力がこいつには絶対ある!
しかもそれは、使えば使い込むほどに、魅了されるような、
なんかそういう、何とも言えない魅力が。
ほら?
よく言いますやん?
「美人は三日で飽きるけど、不美人は三日で慣れる。」
なるほど、ブスだけに…
(=^^=)ゞ
**動画**
ホエーブス625~PHOEBUS 625~
いきなりですが、私のストーブいじりの原点はホエーブス625、
いわゆる大ブスであります。
この機種で、基本原理やメンテナンスの方法を覚えたのですが、
これがまた教科書のような造りの機種だったもんですから、
のちに、いろいろなストーブを手のしても、
そう迷わずにいじることができるようになったのです。
そんなわけで、好きなストーブは数あれど、
この大ブスだけは、私にとっては味特別な機種。
ですので、出物があると、ついポチッてしまうわけでありまして…
今回もこんなのが来ちゃいました。
箱の中身は角缶入りの旧旧型でありました。
で、缶の中身はといいますと…
なんか凄く雑な自家塗装に、むわっと漂う嫌な異臭。
こらまああれだな、
中のガソリンは確実に腐っているし、
下手したらあちこちカーボンとタールでひどいことになってるかもしんない…
そう覚悟しつつ分解してみると、
ん?
確かにポンプひどいタール汚れと錆びでしたが、
全体的にはかなり程度がよく、タンク内部はさびも浮かずきれいな感じ。
とはいえ、汚れと固着がひどいので、まずは慎重に分解しきれいにせねば。
そうはいってもポンプに関してはそう手こずることもなくサクサクと作業は進み、
チョイ手間取ったのはやはりスピンドル周りのこの部品
スピンドルとスタッフィングボックスが完全固着して分離できない!
(ちなみにスピンドルはこのような方法(「スピンドルの引き抜き」)で引き抜きます。)
こういう時は無理に引っ張らず…
バイスで咥えて、上からポンチでトントン叩きます。
(むろん固着部はトーチで炙っておくこと)
で、無事引き抜けたので洗浄清掃してみると…
うん、やはり状態はかなり良く、消耗部品にサビや摩耗がほとんどない!
これはある意味こびりついていたタールなどがパーツを完全にコーティングし、
湿気などから守っていてくれたのかもしれませんね。
さて、大方のパーツがきれいになったので次はタンク。
雑な塗装が嫌なので、とりあえずシンナーで拭き取ってみると…
あ!ラベルでてきた!
そうかそうか、ラベルをはがすこともなく上から吹き付けていたのか…
おかげで貴重なラベルを失うこともなく、
また、塗料もそこらへんの適当なものであったのが幸いし、簡単にはがすことができました。
いやはや、こうなると雑な塗装で助かった!
一体何が幸いするかわかりませんね。
で、塗装をはがしてみると、そこにあったのは一生懸命磨かれた鉄の地金、
なるほど、本来はきちんと塗装をし直すつもりであったのだな…
でもこうなると次の二者択一で少し悩む。
①せっかくなんできれいに塗装をし直す。
②この方法(「鉄タンクの処理」)で、さび止め処理をしてしまう。
①はブスのオリジナルカラーの塗料が入手しづらいのと、
一部ぼろぼろになっているラベルの際の処理が微妙に難しい。
②は処理の最中にラベルがはがれる恐れが大!
とまあ、このようにどちらもラベルの存在がネックになって、踏ん切りがつかない。
で、タンクを手に取り眺めていると、
いや、何も処理せずこのまま少しさびの浮いた感じも渋くてよいよな…
ちょうど、マルボロマンハーレのタンクみたいでカッコいい!
でもさびが浮くのも困るしな~。
ということで…
上からクリアを吹いて仕上げました。
うんカッコイイ~!
本来は耐ガソリン用の塗料を使うべきなんでしょうが、
予算と手間の関係で100均のスプレー缶を使用しました。
まあ、はがれちゃってもその時はワセリンでも塗って対応すりゃいいか…
とはいえ、熱には弱そうなので、プレ皿部分には塗料皿で別途プレ皿を作り設置。
中にはカーボンフェルトを敷いたので、あふれる心配も少ないし、
これでダメージはかなり軽減されるはず。
というわけで、完成!
となれば…
早速テスト!
しょっぱなから気持ちの良い青火で絶好調!
またハンドル操作も軽く、スムーズに安定したとろ火に移行できます。
この扱いやすさが、やはり大ブスの魅力なんだよな~♪
てなわけで、都合20分ほど連続燃焼させていたのですが問題なし!
といいますか…
もっともっと、この炎なら眺めて居てられる♪
ほんと、なんなんでしょうね~?
もっとコンパクトで、もっとスマートで、
そしてもっと軽量で…
そんなストーブがほかにもたくさんあるというのに、
この大ブスの魅力は全く薄れることがない!
ほんと、大きくて、もっさりして、しゃれっ気も何もないのに…
やっぱ最初にいじった機種だから?
いや、なんかそうでもない気もする。
どこか、何とも言えぬ魅力がこいつには絶対ある!
しかもそれは、使えば使い込むほどに、魅了されるような、
なんかそういう、何とも言えない魅力が。
ほら?
よく言いますやん?
「美人は三日で飽きるけど、不美人は三日で慣れる。」
なるほど、ブスだけに…
(=^^=)ゞ
**動画**
ホエーブス625~PHOEBUS 625~
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