とまあ、このような感じで3~5年目も波瀾万丈ながら楽しく過ごした私たち。
だからそういうこともあってか、以蔵君は以前にも増して甘えたさんになり、
そしてルックスもかなりぽっちゃりで、日々私の膝の上で昼寝の毎日♪
だからでしょうか次第にお散歩に出るのを嫌がるようになり、
毎日毎回、私がそれをなだめすかし、
時には小脇に抱えて散歩に出るのが日課となってきました。
「解せぬ……」
(ちなみに、帰り道は元気に小走りで歩きます。)
無論、そういう以蔵が以前の様にはしゃいで出られはしないかと、
白内障の手術も検討しましたが、結局は断念しました。
(「以蔵の眼 その後…」参照)
そうはいうものの、いったん家を離れ公園などに行くと、
草木や地面の匂いを楽しんだり、ほかのわんこに挨拶をしたり、
と、とてもご機嫌でしたし、また帰り道などは小さな尻尾をぴんと上げ胸を張って、
驚くほど軽やかな足取りで転がるように駆け抜けておりました。
「クンクンクン…」
見えなくなった分匂いにはより敏感で、しつこくなったようでした。
「こっちにもあるックマ!」
「いっぱいあるよ!」
見えないのになぜかどんぐりのある場所を見つけては、
くまちゃんと一緒に執拗ににおいを嗅ぎまくったりも…
(「ドングリの背比べ」参照)
「こんにちは!こんにちは!」
体重差が一体何倍というほどの大型の子にも臆せずフレンドリーに挨拶し、
その後仲良くなるのがとても上手でありましたよ。
「僕の場所はいつもかりんちゃんの横♪」
リーダー犬ポチのリーダーシップで見事に統率のとれた隊列!
以蔵は目が見えなくなってからは、特にかりんの横が定位置で、
つねに寄り添うようについて歩いておりました。
かりんは以蔵に甘かったので、それでよかったようでした。
(「姉弟?」参照)
こんな感じで穏やかに過ごしていたのですが、
やはりそういうことがそう長く続かないのが以蔵であったのか、
この年もやはり、夜中に悲鳴を上げ動けなくなることが何度かあり、
その度病院へ走るものの、原因は特定できず、
こむら返りか、全身のひきつりかと推測するだけであったのです。
(「夜中の悲鳴!」参照)
でも今になって思うと、この頃からあの子の体内で、
大きく危険な異変が始まっていたのかもしれません。
でも、まだこの時は、その都度その都度回復し、
自慢の大きなお鼻を押し付けてきては、
あれこれ催促したり甘えてきたりとご機嫌でありました。
「でかくてカッコいいお鼻やねん!」
(「以蔵のお鼻」参照)
ですが本当にトラブルは忘れた頃にやってくる、
8年目に突入した冬の日のこと。
帰宅してみると以蔵のカドラーが血まみれ!
だから大慌てで病院へ走り診ていただくと、右耳に小さな傷。
おそらくケンカに巻き込まれてできたであろう、
普通ならば全く問題ないような小さな傷(約5mm)。
ですが以蔵の血は固まらないので、出血が全く止まらいから命取り!
だからその後は時間外や休診日の緊急手術など、
病院の先生や看護婦さんには大いにお世話になりました。
緊急手術を終えほっと一息中の私と以蔵
(「またまた獣医さんへ走る」参照)
ですが、以蔵の血はやはり恐ろしい!
考えられるるあらゆる手段を講じてなお、この小さな小さな傷口がふさがるまでには、
怪我をしてからほぼ一月もかかってしまったのです。
いやほんと、この間実は私はかなり心が折れそうになっていたのですよ…
それでもいつもそのたびに、
この子のニコニコとご機嫌な笑顔に励まされていたのでした。
「わはははは♪」
こんな感じで8年目は波乱の幕開けとなったのです。
つづく
だからそういうこともあってか、以蔵君は以前にも増して甘えたさんになり、
そしてルックスもかなりぽっちゃりで、日々私の膝の上で昼寝の毎日♪
だからでしょうか次第にお散歩に出るのを嫌がるようになり、
毎日毎回、私がそれをなだめすかし、
時には小脇に抱えて散歩に出るのが日課となってきました。
「解せぬ……」
(ちなみに、帰り道は元気に小走りで歩きます。)
無論、そういう以蔵が以前の様にはしゃいで出られはしないかと、
白内障の手術も検討しましたが、結局は断念しました。
(「以蔵の眼 その後…」参照)
そうはいうものの、いったん家を離れ公園などに行くと、
草木や地面の匂いを楽しんだり、ほかのわんこに挨拶をしたり、
と、とてもご機嫌でしたし、また帰り道などは小さな尻尾をぴんと上げ胸を張って、
驚くほど軽やかな足取りで転がるように駆け抜けておりました。
「クンクンクン…」
見えなくなった分匂いにはより敏感で、しつこくなったようでした。
「こっちにもあるックマ!」
「いっぱいあるよ!」
見えないのになぜかどんぐりのある場所を見つけては、
くまちゃんと一緒に執拗ににおいを嗅ぎまくったりも…
(「ドングリの背比べ」参照)
「こんにちは!こんにちは!」
体重差が一体何倍というほどの大型の子にも臆せずフレンドリーに挨拶し、
その後仲良くなるのがとても上手でありましたよ。
「僕の場所はいつもかりんちゃんの横♪」
リーダー犬ポチのリーダーシップで見事に統率のとれた隊列!
以蔵は目が見えなくなってからは、特にかりんの横が定位置で、
つねに寄り添うようについて歩いておりました。
かりんは以蔵に甘かったので、それでよかったようでした。
(「姉弟?」参照)
こんな感じで穏やかに過ごしていたのですが、
やはりそういうことがそう長く続かないのが以蔵であったのか、
この年もやはり、夜中に悲鳴を上げ動けなくなることが何度かあり、
その度病院へ走るものの、原因は特定できず、
こむら返りか、全身のひきつりかと推測するだけであったのです。
(「夜中の悲鳴!」参照)
でも今になって思うと、この頃からあの子の体内で、
大きく危険な異変が始まっていたのかもしれません。
でも、まだこの時は、その都度その都度回復し、
自慢の大きなお鼻を押し付けてきては、
あれこれ催促したり甘えてきたりとご機嫌でありました。
「でかくてカッコいいお鼻やねん!」
(「以蔵のお鼻」参照)
ですが本当にトラブルは忘れた頃にやってくる、
8年目に突入した冬の日のこと。
帰宅してみると以蔵のカドラーが血まみれ!
だから大慌てで病院へ走り診ていただくと、右耳に小さな傷。
おそらくケンカに巻き込まれてできたであろう、
普通ならば全く問題ないような小さな傷(約5mm)。
ですが以蔵の血は固まらないので、出血が全く止まらいから命取り!
だからその後は時間外や休診日の緊急手術など、
病院の先生や看護婦さんには大いにお世話になりました。
緊急手術を終えほっと一息中の私と以蔵
(「またまた獣医さんへ走る」参照)
ですが、以蔵の血はやはり恐ろしい!
考えられるるあらゆる手段を講じてなお、この小さな小さな傷口がふさがるまでには、
怪我をしてからほぼ一月もかかってしまったのです。
いやほんと、この間実は私はかなり心が折れそうになっていたのですよ…
それでもいつもそのたびに、
この子のニコニコとご機嫌な笑顔に励まされていたのでした。
「わはははは♪」
こんな感じで8年目は波乱の幕開けとなったのです。
つづく
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