毎日渡る川沿いの
堤防天端(てんば)でにぎやかな
オレンジ色の 憎いやつ!
とはいても、読み捨てられた夕刊フジがひっかかってているわけではなく…
はい、その正体はご存知地衣類のツブダイダイゴケ~!(以下ダイダイゴケ)
ヽ(^∀^)ノ
このダイダイゴケは、うちの近所では本当によく見かける地衣類ですが、
特にこの川沿いの堤防には本当に多く、その派手な色目もあってよく目立っております。
しかしまあ、こんな愛想もくそもないコンクリートの塊に、
こうもびっしり生えるもんだよな~。
聞けば、こういうコンクリートや石灰岩に張り付く地衣類は、
酸を分泌してコンクリなどを溶かし、がっちり食い込むように根を張るのだとか。
でも、そういうことを知ると、
「そうまでして張り付きたくなるほどに素敵な環境なのかここは?」
と、つい思ってしまうのです。
でもまあ、それはこちらの足らない考えで、
体内に藻類を共生させる地衣類からしてみれば、
・日当たりがとてもよく
・川沿いで湿気が高い
というこの場所は生きていく上に最高の場所なんでしょうね。
とはいえ、同じように、共生している藻類が行う光合成から養分を得ている地衣類でも、
結構多くは、直射日光を嫌い半日陰を好むのに対して、
このダイダイゴケは、
「日陰?そんなものは飾りですよ!」
といわんばかりに、やたらアグレッシブ!
でもね、それでほんまに大丈夫?
特に真夏の炎天下、文字通り焼け付くほどになっている堤防を見るたびに、
「ええのん?これで?焼け死ねへんのん?」
と、他人事(地衣ごと)ながらちょいと心配になったりもしますが、
た先ほどのように、大いに栄えてらっしゃるのでそういう心配は無用なのかも?
これは推論なんですが…
もしかしたらこの派手なオレンジ色こそがその秘密かな?
というのも、普通の光合成をする陸上の植物の葉が緑色に見えるのは、
日光のスペクトルでいうところの、青の波長と赤の波長を吸収する結果、
緑の波長を反射するので緑色に見えるのです。
ですが、中には強すぎる光から葉を守るため、赤の波長を反射し、
青の波長の実を吸収するものもあります。
結果、そういうものの葉っぱは赤く見えます。
(「紅要黐」(ベニカナメモチ)やバラの新芽など。)
そんな感じで、適当に吸収する光を調整した結果がこのオレンジで、
ゆえに強い日差しにも耐えれるんじゃなかろうか?
などと、そういうことを考えながら眺めていたある日。
朝からの雨も上がり、地面がぼちぼち乾き始めていたころ、
いつものように川に差し掛かると…
ん?!
んんんん~??!!
ダイダイゴケのくせに緑色じゃないか!
ありゃま!
あれま~~!
知らなかった~!
気づかなかった~!
見過ごしていた~!
そうか、そうか、そうだった…
いつも雨の日ここを通りがかりこの景色を見ても、
地衣類のダイダイゴケを意識するまでは、ただ単に緑色の苔だと思ってみてしまっていた!
そうか、そうか、そうだったのか…
ダイダイゴケは濡れると緑色に変わるんだ!
ちゅうことはもしかしたら、
濡れると、地衣対のオレンジ成分が透けてきて、
中にいる藻類の葉緑素の緑色が目立ってくるのかな?
だとしたら、結果的に日光の弱い雨や曇りの時なども、
効率的に光を吸収できるからものすごく効率的!
いや~、たかが地衣、されど地衣!
侮りがたし!
ヽ(^∀^)ノ
*追記*
後程いろいろ調べたら、この変色は結構有名だったみたいで、
ほかの地衣類についても、同様な変化があるのだそうな。
いや~、奥が深くて面白いな~。
(=^^=)ゞ
堤防天端(てんば)でにぎやかな
オレンジ色の 憎いやつ!
とはいても、読み捨てられた夕刊フジがひっかかってているわけではなく…
はい、その正体はご存知地衣類のツブダイダイゴケ~!(以下ダイダイゴケ)
ヽ(^∀^)ノ
このダイダイゴケは、うちの近所では本当によく見かける地衣類ですが、
特にこの川沿いの堤防には本当に多く、その派手な色目もあってよく目立っております。
しかしまあ、こんな愛想もくそもないコンクリートの塊に、
こうもびっしり生えるもんだよな~。
聞けば、こういうコンクリートや石灰岩に張り付く地衣類は、
酸を分泌してコンクリなどを溶かし、がっちり食い込むように根を張るのだとか。
でも、そういうことを知ると、
「そうまでして張り付きたくなるほどに素敵な環境なのかここは?」
と、つい思ってしまうのです。
でもまあ、それはこちらの足らない考えで、
体内に藻類を共生させる地衣類からしてみれば、
・日当たりがとてもよく
・川沿いで湿気が高い
というこの場所は生きていく上に最高の場所なんでしょうね。
とはいえ、同じように、共生している藻類が行う光合成から養分を得ている地衣類でも、
結構多くは、直射日光を嫌い半日陰を好むのに対して、
このダイダイゴケは、
「日陰?そんなものは飾りですよ!」
といわんばかりに、やたらアグレッシブ!
でもね、それでほんまに大丈夫?
特に真夏の炎天下、文字通り焼け付くほどになっている堤防を見るたびに、
「ええのん?これで?焼け死ねへんのん?」
と、他人事(地衣ごと)ながらちょいと心配になったりもしますが、
た先ほどのように、大いに栄えてらっしゃるのでそういう心配は無用なのかも?
これは推論なんですが…
もしかしたらこの派手なオレンジ色こそがその秘密かな?
というのも、普通の光合成をする陸上の植物の葉が緑色に見えるのは、
日光のスペクトルでいうところの、青の波長と赤の波長を吸収する結果、
緑の波長を反射するので緑色に見えるのです。
ですが、中には強すぎる光から葉を守るため、赤の波長を反射し、
青の波長の実を吸収するものもあります。
結果、そういうものの葉っぱは赤く見えます。
(「紅要黐」(ベニカナメモチ)やバラの新芽など。)
そんな感じで、適当に吸収する光を調整した結果がこのオレンジで、
ゆえに強い日差しにも耐えれるんじゃなかろうか?
などと、そういうことを考えながら眺めていたある日。
朝からの雨も上がり、地面がぼちぼち乾き始めていたころ、
いつものように川に差し掛かると…
ん?!
んんんん~??!!
ダイダイゴケのくせに緑色じゃないか!
ありゃま!
あれま~~!
知らなかった~!
気づかなかった~!
見過ごしていた~!
そうか、そうか、そうだった…
いつも雨の日ここを通りがかりこの景色を見ても、
地衣類のダイダイゴケを意識するまでは、ただ単に緑色の苔だと思ってみてしまっていた!
そうか、そうか、そうだったのか…
ダイダイゴケは濡れると緑色に変わるんだ!
ちゅうことはもしかしたら、
濡れると、地衣対のオレンジ成分が透けてきて、
中にいる藻類の葉緑素の緑色が目立ってくるのかな?
だとしたら、結果的に日光の弱い雨や曇りの時なども、
効率的に光を吸収できるからものすごく効率的!
いや~、たかが地衣、されど地衣!
侮りがたし!
ヽ(^∀^)ノ
*追記*
後程いろいろ調べたら、この変色は結構有名だったみたいで、
ほかの地衣類についても、同様な変化があるのだそうな。
いや~、奥が深くて面白いな~。
(=^^=)ゞ
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