まるは の ココロ

ああだこうだの工作日誌

次なるヘッドホンアンプ  294 さらに電源に問題あり

2017年06月11日 | Weblog

 困った事がおきました。

やっと作った、ぺるけ式ヘッドホンアンプ FET Ver4が故障しました。

それも慣らし運転でずっと鳴らしたまま、電源に問題ありというのでいったん電源を落として再度つないで

コンセントに挿すと。

音が鳴りません。そしてアンプ側のLED2個が消灯しています。

 

おかしいということで電圧を測定すると、プラス側と仮想GND間がほぼ15Vでした。

ということは、仮想GND生成用のトランジスタが破壊された恐れがあるということです。

しかたないので、手持ちの関係上、2SC2655から2SC3421に交換しました。
幸いな事に穴を大きめにしていたので、2SC3421も挿す事ができました。

やれやれこれで一安心。電圧は・・・多回転半固定抵抗を触る事なくプラス側、マイナス側とも

規定の電圧が出ていました。


電解コンデンサが非常に多いという事もあって、突入電流で壊れたのだろう、と思って

そのまま慣らし運転を続けていました。


そして、Rコアトランスの、うなりを回避するため、回路をどこにくみこもうかと、再び電源を落としました。
あれこれ考え、夜も遅いということで、また明日ということで、普通にDCジャックをアンプにつなぎ電源側のACコードを

挿して。。。

何か臭いようです。プラスチックが燃えたような独特の匂いがします。

あれ?とういことでアンプ側をみると、入れ替えたトランジスタ故障しました。正確には燃えていたといいますか。


2度も同じ失敗をするとは、ということで、うなり対策を後にして、電源側に抜本的な対策をしてみることにしました。

試作基板にFETやら電解コンデンサやら、手持ちの関係でセメント抵抗まで付いています。

回路的には、真空管のヒータ遅延回路をそのまま採用しました。

 電源ONになると、セメント抵抗(15Ω)で出圧を供給し、コンデンサと抵抗の時定数でFET(Pch)をしばらく

OFFにしていた後、FETがONとなり通常の電源として動作します。

約数秒で規定電圧になる模様です。

さて実験では動作しています。先の2度目のトランジスタを交換したアンプにつないで電源ON。(正確には電源側にはわざとスイッチをつけていないの、コンセントに挿すだけですが)

アンプ側の基準電圧用のLEDは点灯しています。オフセット電圧も3mV程度で、数分たてば1mV以下になりました。
問題ないようですが、念には念という事で、再度同じ作業をしてみました。

 どうしてでしょうね。アンプに初めて電源をいれるときのように、ドキドキします。それも2度目でも(笑


無事動作しました。やれやれです。

 

他のトロイダルコアではこのような故障例は起こっていませんが、何故だかRコアトランスだけ発生する様子です。

磁束密度が高い(閉鎖的)だからなのでしょうね。

いずれ、これも中華業者基板にしたいところですが、しばらくは様子見でこのまま動作させる事にします。


音的には・・・全く変化ない様子でした。

コメント
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