ヘッドホンアンプをあれこれ作ってきましたが、アンプの入り口は、値段のわりに音が良いとされる
Linkmanの9mm角2連ボリュームを使ってきました。
しかしながら、ギャングエラーが極端な物やら、ヘッドホンアンプがいつもと音が違うので念のためとボリュームを
昔かって仕舞いこんでいた物に交換すると、あきらかに音が違う(駄耳ならぬ愚耳でも)など、製品の劣化度が
酷くなっている気がします。
となると、ボリュームを高い物にするか、廃止するか、の2つしかありません。
そこで考えてみました。ボリュームに音声信号を流すのではなく、GNDへ流す事に特化させればいいではないかということで
実験してみましたところ、なかなか良い結果がでましたので、他の基板を発注するついでに、小さな基板を加えておきました。
いきなり完成です。
この大きさですと、ダイソーの缶から、タカチのアルミケースに入れた、それぞれのヘッドホンアンプの基板に
接触する事もなく、収めることができます。
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若干問題が出ました。
ボリュームに信号を流さず、単にGNDへ落とす事で音量変化させていますが、どうも定数に問題がでました。
試したのは2種類。
1つは入力側に比較的高抵抗を付け、ボリュームは50K(A)のまま、そしてそのまま
アンプにつなぎます。
もう1つは、最初の抵抗を低め(33KΩ)とし、ボリューム50KΩ(A)に並列に10KΩの抵抗を付けたもの。
ところが後者に問題がでました。ボリュームを最小にしても音漏れがあるのですが、急激に音が大きくなります。
そして音を大きくしようとボリュームを右に回しても大した変化がなく、かなり回さなければ最適な音量になりません。
結局、1つめの仕様に戻すことにしました。
いろいろ試してみないとわからないものです。
回路図と定数は後日。