お高いオペアンプ MUSES03のオフセット電圧対策のひとつとして、基板を作って組みこんでみました。
最大-25mVのオフセット電圧が発生するのですが、はたして、仮想GND電位を変化させると、
オペアンプのオフセット電圧は変化するのでしょうか?
いまさらこんな事しなくても結果は分かっていると諸兄はおっしゃるかもしれません。
でも試したことありますか? たぶんないでしょう。無いなら実験してみればすむ事ですし、
逆にオペアンプの電位変動の安定性など、いろいろと得られる事が・・・たぶんあるはずです。
電圧をプラス・マイナス同じにしてみました。+12.061Vと-12.601Vと、見事に1mVまで揃いました。
負荷も多少かけてみましたが、変動もなく安定しています。
それではとオペアンプを挿してみました。
結果・・・変化なし、というのが正解でしょう。
細かい事を言うと、仮想GND電圧をプラス側、マイナス側の差が1V程度になると、約1mvほど変化するというのが
実際の所でした。逆にいうと1Vも変動しても1mVしか変化しないのですから優秀ですね。
ということで、大失敗の結果となりました。
もっとも、気分的にはプラス・マイナスともども、電圧が揃っているという事で十分という事かと。