まるは の ココロ

ああだこうだの工作日誌

次なるヘッドホンアンプ  295 THA-08Xの改造 その1

2017年06月23日 | Weblog

 THA-08Xのヘッドホンアンプを作りましたが、以外な事にオペアンプのオフセット電圧が若干問題となりました。

 

THA-08X頒布者の青樹さんのご好意で、虎の子?のMUSES03を交換していただけることになりました。

そして手元に来たものは、ある意味揃ったオフセット電圧となりました。(-25mVあたりですが)

 

オペアンプのオフセット電圧を解消するには、オペアンプ入力端子に一定の電圧を加えるしか方法がありません。

もし電源電圧を可変させると、正確には、「仮想GNDの中点」を可変させるとどうなるのでしょうか?

分かっていそうで以外と試したことがありません。

 

ということで、わざわざ仮想GNDの中点を可変する基板を製作してみました。

いきなり完成です。左側の電解コンデンサは、うっかり手持ちを切らしているのを忘れていたので、とりあえず

残っていた2個同じ容量の電解コンデンサを付けてみました。

 手前にある黒い四角のレギュレータは、±12Vが出力できるものですが、これをあえて抵抗分圧と

基板裏のオペアンプ+FETで電圧を出力してみました。


 多回転半固定抵抗があるので、微妙に電圧を調整できます。

実際、出力電圧は+12.062V、-12.062Vと百分の1Vまで調整可能のようでした。

負荷を掛けた場合にどうなるかは、実際に搭載してみなければ分かりません。