THA-08Xのヘッドホンアンプを作りましたが、以外な事にオペアンプのオフセット電圧が若干問題となりました。
THA-08X頒布者の青樹さんのご好意で、虎の子?のMUSES03を交換していただけることになりました。
そして手元に来たものは、ある意味揃ったオフセット電圧となりました。(-25mVあたりですが)
オペアンプのオフセット電圧を解消するには、オペアンプ入力端子に一定の電圧を加えるしか方法がありません。
もし電源電圧を可変させると、正確には、「仮想GNDの中点」を可変させるとどうなるのでしょうか?
分かっていそうで以外と試したことがありません。
ということで、わざわざ仮想GNDの中点を可変する基板を製作してみました。
いきなり完成です。左側の電解コンデンサは、うっかり手持ちを切らしているのを忘れていたので、とりあえず
残っていた2個同じ容量の電解コンデンサを付けてみました。
手前にある黒い四角のレギュレータは、±12Vが出力できるものですが、これをあえて抵抗分圧と
基板裏のオペアンプ+FETで電圧を出力してみました。
多回転半固定抵抗があるので、微妙に電圧を調整できます。
実際、出力電圧は+12.062V、-12.062Vと百分の1Vまで調整可能のようでした。
負荷を掛けた場合にどうなるかは、実際に搭載してみなければ分かりません。