令和2年度春期情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験の取りやめ(中止)について(IPA・情報処理推進機構)
新型コロナウイルス(COVID‐19)の影響で、多くのイベントが延期または中止となっている状況を見聞しています。
実は私も4月19日(日)に実施される「令和2年度春期情報処理技術者試験」に、試験区分「AP:応用情報技術者」で受験を申し込んでいたので、状況の推移を見守っていました。2月27日の時点では「予定通り実施」と発表されていましたが、昨日3月24日に「春期試験の取りやめ(中止)」が正式に発表されました。
国内における新型コロナウイルスの感染状況は、ジャッグジャパン株式会社・提供の「日本国内新型コロナウイルス感染者数マップ」で詳細な状況を確認することができます。日々の感染者数の増加や広がりを考慮すると、4月の春期試験の中止は妥当な判断と思います。
この試験はIT業界の第一線で活躍される技術者も多く受験すること、またその規模も大きなものであることからも、集団感染(クラスター)をはじめ様々なリスクも想定されました。専門家サイドからは今後の見通しについて「爆発的な感染(オーバーシュート)」の可能性も指摘されており、東京都知事からは「都市封鎖(ロックダウン)」の可能性への言及も成されるなど、今もなお予断を許さない状況が続いております。
試験の主催者団体であるIPA(情報処理推進機構)によりますと、今回の代替試験や既に振り込まれた受験料の扱いについては、現在も「検討中」とのことです。過去の例を見ると、東日本大震災があった年も4月の「春期試験」の実施は見送られ、同年6月と7月に分けて「特別試験」という形で代替試験が実施されました(事実上の「延期」)。
今回の春期試験が見送られても、また次回(特別試験か秋期試験)のチャンスがあるので、その時に向けて準備を続けるだけです。
新型コロナウイルス(COVID‐19)の影響で、多くのイベントが延期または中止となっている状況を見聞しています。
実は私も4月19日(日)に実施される「令和2年度春期情報処理技術者試験」に、試験区分「AP:応用情報技術者」で受験を申し込んでいたので、状況の推移を見守っていました。2月27日の時点では「予定通り実施」と発表されていましたが、昨日3月24日に「春期試験の取りやめ(中止)」が正式に発表されました。
国内における新型コロナウイルスの感染状況は、ジャッグジャパン株式会社・提供の「日本国内新型コロナウイルス感染者数マップ」で詳細な状況を確認することができます。日々の感染者数の増加や広がりを考慮すると、4月の春期試験の中止は妥当な判断と思います。
この試験はIT業界の第一線で活躍される技術者も多く受験すること、またその規模も大きなものであることからも、集団感染(クラスター)をはじめ様々なリスクも想定されました。専門家サイドからは今後の見通しについて「爆発的な感染(オーバーシュート)」の可能性も指摘されており、東京都知事からは「都市封鎖(ロックダウン)」の可能性への言及も成されるなど、今もなお予断を許さない状況が続いております。
試験の主催者団体であるIPA(情報処理推進機構)によりますと、今回の代替試験や既に振り込まれた受験料の扱いについては、現在も「検討中」とのことです。過去の例を見ると、東日本大震災があった年も4月の「春期試験」の実施は見送られ、同年6月と7月に分けて「特別試験」という形で代替試験が実施されました(事実上の「延期」)。
今回の春期試験が見送られても、また次回(特別試験か秋期試験)のチャンスがあるので、その時に向けて準備を続けるだけです。
とある事情で、10月28日~31日の日程で福岡に行ってきました。会場が海の直ぐ近くということで、待ち時間に博多埠頭に行ってきました。今回はその時に撮った写真を紹介します。
目前に広がる海と停泊する船の光景に思わず興奮しました。潮の香りが新鮮で、思わず童心に戻って見とれていました。
大きな船が動き出しました。目の前で船がゆっくりと方向転換し、そのまま沖へ向かって行きました。
大きな船が何隻も並んでいる光景は圧巻です。
近くの乗船場でもある「ベイサイドプレイス博多」まで来ました。何かと賑やかそうですね。
間近で見る船の大きさに興奮です。予定に余裕があれば乗ってみたかった・・・。
こんな木を見ると、いかにも「南国に来たな~~」と感じます。
目前に広がる海と停泊する船の光景に思わず興奮しました。潮の香りが新鮮で、思わず童心に戻って見とれていました。
大きな船が動き出しました。目の前で船がゆっくりと方向転換し、そのまま沖へ向かって行きました。
大きな船が何隻も並んでいる光景は圧巻です。
近くの乗船場でもある「ベイサイドプレイス博多」まで来ました。何かと賑やかそうですね。
間近で見る船の大きさに興奮です。予定に余裕があれば乗ってみたかった・・・。
こんな木を見ると、いかにも「南国に来たな~~」と感じます。
台風が過ぎ去った翌日の信濃川河川敷の夕日です。
私の居る市内でも河川の氾濫や洪水が発生したようです。テレビでヘリコプターから撮影された映像を見て驚きました。
同じ市内の中でも特に被害の大きな所をクローズアップして放映しているものと思いますが、あのような映像を見せられると、まるで「その市内全域が浸水している」かのように錯覚してしまうかも知れません。
地元の情報サイトのライブカメラを見ると、浸水や洪水までは行かないものの、河川が増水し、水面が上昇してきてる様子が見て取れました。様々な情報を確認した上で、川の近くのスーパーに買い物に出かけ、そのついでに川の写真を撮りました。
同じ時刻に別の角度から撮影した写真です。
見ての通り、かなり増水しています。
今日はスマホの緊急速報メールが何度も鳴り響いていました。
私の居る市内でも河川の氾濫や洪水が発生したようです。テレビでヘリコプターから撮影された映像を見て驚きました。
同じ市内の中でも特に被害の大きな所をクローズアップして放映しているものと思いますが、あのような映像を見せられると、まるで「その市内全域が浸水している」かのように錯覚してしまうかも知れません。
地元の情報サイトのライブカメラを見ると、浸水や洪水までは行かないものの、河川が増水し、水面が上昇してきてる様子が見て取れました。様々な情報を確認した上で、川の近くのスーパーに買い物に出かけ、そのついでに川の写真を撮りました。
同じ時刻に別の角度から撮影した写真です。
見ての通り、かなり増水しています。
今日はスマホの緊急速報メールが何度も鳴り響いていました。
今日はふとした思いつきで上越高田を散策してきました。上越訪問は、2014年10月のCAMJ(日本気象予報士会)の研修以来なので、約5年ぶりとなります。
まずは、JR信越本線で直江津まで向かいます。この道中、車窓から見える海の景色に心奪われます。柏崎を過ぎて鯨波~青海川~笠島の間で、車窓から海を見ることができます。
乗換地点の直江津駅に到着しました。これまで上越は2回ほど訪問したことがありますが(いずれもCAMJ研修)、直江津駅の外に出たのは今回が初めてです。今回はただの気まぐれな「ぶらり旅」なので、時間を気にする必要がありません。
初めて見る直江津駅は大きかった。そして、不思議な像が立っています。そして、この直江津駅で「えちごトキめき鉄道・妙高はねうまライン」に乗り換えます。
直江津から2駅目が目的地の「高田」です。5年ぶりに来てみると、所々リニューアルされているようです。
高田駅の特徴的な屋根は相変わらず健在です。この駅舎を見ると、上越(高田)に来たんだな・・・と前回(5年前)を思い出します。
今回の高田散策では行ってみたい場所が2つありました。一つは高田公園の高田城です。名前だけは何度も聞いていた「高田城三重櫓」を初めて、この目で見ました。黒を基調とした色彩と造形美を目の当たりにし、暫しの間、見とれていました。
城の麓の案内版には詳しい説明が紹介されています。
そして、もう一つのお目当ての場所、それは高田特別地域気象観測所です。前回は庁舎(旧・高田測候所)の解体工事が進んでいましたが、今では庁舎の跡形もなく、観測機器は草花に囲まれながら、静寂を保っていました。
先の10連休は時間の合間に英語論文の和訳を進めていました。和訳自体は連休中に完了できたものの、内容はさすがに高度かつ難解なものでした。
この論文は、気温デリバティブに関する論文ですが、最初の式(1)を見た途端、目が点になってしまいました。そもそも、この式がどこから出てきたのか、全く書いていないのです。ひょっとすると、(ハイレベルな)金融工学や経済学の分野では当たり前の公式なのかもしれません。
幸い、この論文は国内の研究者の方にも多く引用されているので、その引用先の文献(もちろん日本語で記載されている)のレビューを何報か読みました。その結果、ミクロ経済学に登場する「異時点間理論」に基づくものと判りました。
以前、独学していた「ミクロ・マクロ経済学」の知識がこのような形でつながってくるとは。さらに「効用関数」を考慮すると言う考え方は、ミクロ経済学の応用問題と言っても良いかもしれません。国内では「天候デリバティブ」と言うと「天候リスク保険」のように、リスクテイカーとしては保険会社を考えることが多いのですが、実際にはさらに広く、市場の投資家にまでその対象を広げて考えることもあります。
この論文は、気温デリバティブに関する論文ですが、最初の式(1)を見た途端、目が点になってしまいました。そもそも、この式がどこから出てきたのか、全く書いていないのです。ひょっとすると、(ハイレベルな)金融工学や経済学の分野では当たり前の公式なのかもしれません。
幸い、この論文は国内の研究者の方にも多く引用されているので、その引用先の文献(もちろん日本語で記載されている)のレビューを何報か読みました。その結果、ミクロ経済学に登場する「異時点間理論」に基づくものと判りました。
以前、独学していた「ミクロ・マクロ経済学」の知識がこのような形でつながってくるとは。さらに「効用関数」を考慮すると言う考え方は、ミクロ経済学の応用問題と言っても良いかもしれません。国内では「天候デリバティブ」と言うと「天候リスク保険」のように、リスクテイカーとしては保険会社を考えることが多いのですが、実際にはさらに広く、市場の投資家にまでその対象を広げて考えることもあります。
この連休は如何お過ごしでしょうか。巷では「10連休」と言われておりますが、私はもちろん「通常営業」です。テレビは特番編成でも、ラジオは通常放送なので、私も通常営業です。
また、毎年この時期は、5月下旬に開催される気象学会・春季大会の発表に向けて準備する時期でもあります。ただ、今回は発表の予定はありません。昨年の秋季大会でオーラルセッションに臨み、今年の2月には気象予報士会の研究成果発表会で発表したばかりなので、さすがに5月の参加は見送りました。その代わり、冬の間に密かに進めていた小研究を論文(ノート)にまとめて投稿した所です。今後の審査の行方が気になる所です。
年度末までは降雪予報期間でもあったため、身動きの取れない状態が続いておりました。そこで当初は「5月連休が取れたら、ぶらり旅でも満喫しようか」と甘い考えを持っておりました。しかし、蓋を開けてみると、無情にも?通常営業、とは言え、ラジオを聴いていると、行楽地はどこも繁盛している(混雑しているとも言う)状況なので、敢えてその中に飛び込まないのも一つの選択肢と感じました。まれに見る超大型連休(10連休)の経済効果が如何ほどになるか、興味のある所です。
さて、テレビの一部番組がお休みとなっているため、業務とは言っても、(普段に比べて)時間的な余裕があります。そこで、この隙間の時間を使って、読みたいと思っていた英語論文を読み進めています。Web上の英文和訳ツールで大まかに和訳した後、英文構造や専門用語を考慮した訳文に直して、読み進めて行きます。果たして、連休中に論文を読み切れるかどうか・・・それが問題です。
今日で「平成」の時代が終わり、明日からは新時代「令和」が始まります。
また、毎年この時期は、5月下旬に開催される気象学会・春季大会の発表に向けて準備する時期でもあります。ただ、今回は発表の予定はありません。昨年の秋季大会でオーラルセッションに臨み、今年の2月には気象予報士会の研究成果発表会で発表したばかりなので、さすがに5月の参加は見送りました。その代わり、冬の間に密かに進めていた小研究を論文(ノート)にまとめて投稿した所です。今後の審査の行方が気になる所です。
年度末までは降雪予報期間でもあったため、身動きの取れない状態が続いておりました。そこで当初は「5月連休が取れたら、ぶらり旅でも満喫しようか」と甘い考えを持っておりました。しかし、蓋を開けてみると、無情にも?通常営業、とは言え、ラジオを聴いていると、行楽地はどこも繁盛している(混雑しているとも言う)状況なので、敢えてその中に飛び込まないのも一つの選択肢と感じました。まれに見る超大型連休(10連休)の経済効果が如何ほどになるか、興味のある所です。
さて、テレビの一部番組がお休みとなっているため、業務とは言っても、(普段に比べて)時間的な余裕があります。そこで、この隙間の時間を使って、読みたいと思っていた英語論文を読み進めています。Web上の英文和訳ツールで大まかに和訳した後、英文構造や専門用語を考慮した訳文に直して、読み進めて行きます。果たして、連休中に論文を読み切れるかどうか・・・それが問題です。
今日で「平成」の時代が終わり、明日からは新時代「令和」が始まります。
いよいよ降雪予報期間も始まりました。
CATVやコミュニティFMの天気予報や局地気象予測のためのR&D、さらに降雪予報・・・という状況の中、近くの市民公開講座を受講しています。
EUをテーマとする5回構成の講座で、本日は2回目の講義となりました。冷戦の終結や東西ドイツの統一、さらに東欧の旧共産圏国がEUへ加盟するまでの歩みなど、ヨーロッパの激動の歴史を経済的な側面から振り返る内容でした。
ベルリンの壁が崩壊した当時はまだ中学生。世界情勢はおろか国内情勢もあまりよくわからなかったのですが、ニュースで見た「ベルリンの壁が壊される様子」は印象的でした。そのシーンはあくまで一つの象徴であり、経済的にも大きな変化の波が起こっていたことを感じました。
・・・とは言え、学生時代は社会科の勉強は疎かにしていたので、地名や人名など「聴いたことはあるが良くわからない用語」が多々出てきます。その都度、そのような用語をピックアップしておいて、後でこっそりネットで検索しています。
CATVやコミュニティFMの天気予報や局地気象予測のためのR&D、さらに降雪予報・・・という状況の中、近くの市民公開講座を受講しています。
EUをテーマとする5回構成の講座で、本日は2回目の講義となりました。冷戦の終結や東西ドイツの統一、さらに東欧の旧共産圏国がEUへ加盟するまでの歩みなど、ヨーロッパの激動の歴史を経済的な側面から振り返る内容でした。
ベルリンの壁が崩壊した当時はまだ中学生。世界情勢はおろか国内情勢もあまりよくわからなかったのですが、ニュースで見た「ベルリンの壁が壊される様子」は印象的でした。そのシーンはあくまで一つの象徴であり、経済的にも大きな変化の波が起こっていたことを感じました。
・・・とは言え、学生時代は社会科の勉強は疎かにしていたので、地名や人名など「聴いたことはあるが良くわからない用語」が多々出てきます。その都度、そのような用語をピックアップしておいて、後でこっそりネットで検索しています。
昨日(7月末日)、(公社)日本気象学会の機関誌「天気」7月号が届きました。この中で「降水日数を指標とする天候デリバティブの価格付けに関する検討」と題した私の「調査ノート」も掲載されています。
2月には(一社)日本気象予報士会の研究成果発表会で「降水日数を指標とする天候デリバティブのプレミアム算定の試み」と題した研究発表を行いましたが、この内容をさらにアップグレードしたものを、学会誌「天気」に投稿したものです。
さて、広く知られている事と思いますが、気象条件の影響を受ける事業は少なくありません。そのような事業において「気象情報・気象データの活用をどのような形で進めて行けば良いのか」は重要な課題です。
現在では、気象予測を基に商品の発注・在庫管理を行う「ウェザーマーチャンダイジング」は広く知られておりますが、この他にも、ロジスティクス(物流・商品の輸送など)も影響を受けます。特に大雨や大雪の際は商品が販売店まで届かず、販売期間の損失につながることもあります。
また、気象予測を販売管理に活用できるのは、あくまで(意思決定から結果が出るまでの)リードタイムが「短期」のものに限られます。リードタイムが「長期」のものになればなるほど、気象要因の不確実性の増大に伴い、商品需要や売行などの予測も難しくなります。
そこで、予め想定される悪条件が実現した場合のネガティブな経済効果(天候リスク)に対して保険を掛ける意味で「天候デリバティブ」という対応策が選択肢として浮上します。これは厳密には「保険商品」ではないのですが、リスクマネジメントの一環(リスクの移転)として活用できる店頭デリバティブとして金融商品化されています。
そして、天候デリバティブに限らず、デリバティブ取引は「金融工学」を基に開発されています。つまり、天候デリバティブを理解するためには、少なからず金融工学を学ばなければなりません。
金融工学と言いますと「株価などの金融資産を上手に運用してお金儲けする」というイメージがありますが、その本質は「不確実性を伴って時間と共に変動する数量の振る舞いについて、確率論的にアプローチする」ことにあります。
金融資産に限らず、気温や風をはじめとする気象要素もまた「時間と共に変動する数量」であり、予測対象の時期が将来であればあるほど「不確実性が増す」という点も似ています。
従って、金融工学の手法(Black-Scholesモデルなど)をそのまま気象予測に適用することはできないとしても、金融工学の発想や考え方(仮定の立て方やモデリングなど)から学べるものはあるのではないか、と感じています。
2月には(一社)日本気象予報士会の研究成果発表会で「降水日数を指標とする天候デリバティブのプレミアム算定の試み」と題した研究発表を行いましたが、この内容をさらにアップグレードしたものを、学会誌「天気」に投稿したものです。
さて、広く知られている事と思いますが、気象条件の影響を受ける事業は少なくありません。そのような事業において「気象情報・気象データの活用をどのような形で進めて行けば良いのか」は重要な課題です。
現在では、気象予測を基に商品の発注・在庫管理を行う「ウェザーマーチャンダイジング」は広く知られておりますが、この他にも、ロジスティクス(物流・商品の輸送など)も影響を受けます。特に大雨や大雪の際は商品が販売店まで届かず、販売期間の損失につながることもあります。
また、気象予測を販売管理に活用できるのは、あくまで(意思決定から結果が出るまでの)リードタイムが「短期」のものに限られます。リードタイムが「長期」のものになればなるほど、気象要因の不確実性の増大に伴い、商品需要や売行などの予測も難しくなります。
そこで、予め想定される悪条件が実現した場合のネガティブな経済効果(天候リスク)に対して保険を掛ける意味で「天候デリバティブ」という対応策が選択肢として浮上します。これは厳密には「保険商品」ではないのですが、リスクマネジメントの一環(リスクの移転)として活用できる店頭デリバティブとして金融商品化されています。
そして、天候デリバティブに限らず、デリバティブ取引は「金融工学」を基に開発されています。つまり、天候デリバティブを理解するためには、少なからず金融工学を学ばなければなりません。
金融工学と言いますと「株価などの金融資産を上手に運用してお金儲けする」というイメージがありますが、その本質は「不確実性を伴って時間と共に変動する数量の振る舞いについて、確率論的にアプローチする」ことにあります。
金融資産に限らず、気温や風をはじめとする気象要素もまた「時間と共に変動する数量」であり、予測対象の時期が将来であればあるほど「不確実性が増す」という点も似ています。
従って、金融工学の手法(Black-Scholesモデルなど)をそのまま気象予測に適用することはできないとしても、金融工学の発想や考え方(仮定の立て方やモデリングなど)から学べるものはあるのではないか、と感じています。
「金融工学」の次は、いよいよコレを通販で購入しました。「経済学」も「金融工学」も結局は「天候デリバティブ」を学ぶための基礎知識です。
10年以上前にこの分野の本(別の書籍)を購入したことはあったのですが、余りの難しさと畑違いで理解できず、結局、その本は売り払うことになった過去があります。
今考えればそれも当然で、当時は基礎知識が全く無い状態で、いきなり勉強しようとしたわけですから。いわば、文字式の計算もあやふやな状態でいきなり微分積分をやるようなものです。
今回購入した本もパラパラとめくってみると「複製ポートフォリオ」だの「2項モデル」だの、いかにも「金融工学」っぽい用語が出てきました。今度はしっかりと事前準備しているので、ドロップアウトしないよう心掛けるつもりです。
10年以上前にこの分野の本(別の書籍)を購入したことはあったのですが、余りの難しさと畑違いで理解できず、結局、その本は売り払うことになった過去があります。
今考えればそれも当然で、当時は基礎知識が全く無い状態で、いきなり勉強しようとしたわけですから。いわば、文字式の計算もあやふやな状態でいきなり微分積分をやるようなものです。
今回購入した本もパラパラとめくってみると「複製ポートフォリオ」だの「2項モデル」だの、いかにも「金融工学」っぽい用語が出てきました。今度はしっかりと事前準備しているので、ドロップアウトしないよう心掛けるつもりです。
この春からは「マーチャンダイジング」や「マクロ経済学」、「ミクロ経済学」、そして、「金融工学」の本を読んでいます。
気候変動が進むと、天気の変化にもそれまでの傾向とは明らかに異なる特徴が現れる可能性が増します。これは、金融工学的に見ると「気候リスクに伴うボラティリティの増大」につながるため、この辺の事情を考慮したポートフォリオの設計?が必要になってくるのかも知れません。
で?・・・何をどうすれば良いの? と言う問いに対する答えは、未だ持ち合わせておりません。
気候変動が進むと、天気の変化にもそれまでの傾向とは明らかに異なる特徴が現れる可能性が増します。これは、金融工学的に見ると「気候リスクに伴うボラティリティの増大」につながるため、この辺の事情を考慮したポートフォリオの設計?が必要になってくるのかも知れません。
で?・・・何をどうすれば良いの? と言う問いに対する答えは、未だ持ち合わせておりません。
この連休中は予報業務や学会発表の準備の傍ら、リテールマーケティング(小売販売)や経済学の勉強にも取り組んでいました。
現在はマクロ経済学の入門編を勉強しています。IS-LM曲線などのグラフの形や動きの考え方は何となく見えてきましたが、そのグラフから判ることが、実際の経済においてどのような現象として影響を及ぼすのか、については未だ良く分かりません。
物理学で言うなれば「微分方程式から解を得るところまでは判ったが、その解がどのような物理現象を表しているのかイメージできない」状態です。
この後は引き続き、ミクロ経済学や金融工学の入門レベルも勉強したいと思っています。できれば、ブラック・ショールズ・マートンモデル(?)についても少し学びたいと思っています。先の道のりはまだまだ長いです。
ちなみにこれは、単なる気まぐれの好奇心で闇雲に勉強しているのではなく、実は「必要に迫られて」の要素が多分に含まれています。さすがに「可及的速やかに」というわけではないのですが、近い将来においては、基礎知識として必要になるだろう・・・と感じています。
現在、気象情報の応用分野として「ウェザーマーチャンダイジング」や「ウェザーデリバティブ」という取り組みが広がっております。当然、それらの概論的(表面的?)なことは私も存じておりますし、講演の話題の一端として取り上げることもあります。
しかし、これらの用語から「ウェザー」を取ったそもそも用語、つまり「マーチャンダイジング」や「デリバティブ(取引)」については、実は余り深くは知らなかったりするので、さすがにそれでは不味いだろう・・・と思っている今日この頃です。
そこで、まずは基本を理解し、その上で「気象情報をどのように活用して行くのか」をこの際、しっかりと学んでおきたい、と思い立ったわけです。それにしても、経済学や金融工学は数学が多く用いられているので、その点はある種の親和性を感じます。
さて、今度の土曜日(5月14日)からは英語の講座も受講する予定です。かつて受講していた英会話とは異なり、今度の講座は「リスニング重視」のようです。第2回目の受講日(5月21日)はちょうど学会発表の日なので、皆勤参加は達成できないのですが、何とか7割以上は出席したいと思っています。
というわけで、今月の21日は東京で学会発表・・・もうそんな時期なんですね。発表準備も大詰めです。
現在はマクロ経済学の入門編を勉強しています。IS-LM曲線などのグラフの形や動きの考え方は何となく見えてきましたが、そのグラフから判ることが、実際の経済においてどのような現象として影響を及ぼすのか、については未だ良く分かりません。
物理学で言うなれば「微分方程式から解を得るところまでは判ったが、その解がどのような物理現象を表しているのかイメージできない」状態です。
この後は引き続き、ミクロ経済学や金融工学の入門レベルも勉強したいと思っています。できれば、ブラック・ショールズ・マートンモデル(?)についても少し学びたいと思っています。先の道のりはまだまだ長いです。
ちなみにこれは、単なる気まぐれの好奇心で闇雲に勉強しているのではなく、実は「必要に迫られて」の要素が多分に含まれています。さすがに「可及的速やかに」というわけではないのですが、近い将来においては、基礎知識として必要になるだろう・・・と感じています。
現在、気象情報の応用分野として「ウェザーマーチャンダイジング」や「ウェザーデリバティブ」という取り組みが広がっております。当然、それらの概論的(表面的?)なことは私も存じておりますし、講演の話題の一端として取り上げることもあります。
しかし、これらの用語から「ウェザー」を取ったそもそも用語、つまり「マーチャンダイジング」や「デリバティブ(取引)」については、実は余り深くは知らなかったりするので、さすがにそれでは不味いだろう・・・と思っている今日この頃です。
そこで、まずは基本を理解し、その上で「気象情報をどのように活用して行くのか」をこの際、しっかりと学んでおきたい、と思い立ったわけです。それにしても、経済学や金融工学は数学が多く用いられているので、その点はある種の親和性を感じます。
さて、今度の土曜日(5月14日)からは英語の講座も受講する予定です。かつて受講していた英会話とは異なり、今度の講座は「リスニング重視」のようです。第2回目の受講日(5月21日)はちょうど学会発表の日なので、皆勤参加は達成できないのですが、何とか7割以上は出席したいと思っています。
というわけで、今月の21日は東京で学会発表・・・もうそんな時期なんですね。発表準備も大詰めです。
元日早々から、学会発表の準備。発表自体は5月の半ば過ぎで、エントリーもこれからです。しかし、研究を本務としているわけではないので、この研究に多くの時間と労力を割くことはできません。やれるうちに早め早めで進めておかないと・・・後で悲惨な事になるのです。
そして、観測データを基にした事例解析。取りあえず、手をペンを動かして等値線を引きます。興味深い事例は、さらに資料(電子データ)化するため、PC上で再描画します。天気図自体はコンピューターで自動的に描画される時代となりましたが、局地天気図を自分なりに創意工夫して描いてみると、地域の気象の特性が見えてきたりするものです。
こうした日々の積み重ねの先に、さらなる発展につながるチャンスや出会い、そして成長が待っているのだと思います。成長し続け、行動と発信を怠らないことが肝心なんだろうな・・・とそう思います。
そして、観測データを基にした事例解析。取りあえず、手をペンを動かして等値線を引きます。興味深い事例は、さらに資料(電子データ)化するため、PC上で再描画します。天気図自体はコンピューターで自動的に描画される時代となりましたが、局地天気図を自分なりに創意工夫して描いてみると、地域の気象の特性が見えてきたりするものです。
こうした日々の積み重ねの先に、さらなる発展につながるチャンスや出会い、そして成長が待っているのだと思います。成長し続け、行動と発信を怠らないことが肝心なんだろうな・・・とそう思います。
4月になったらまた言うかもしれませんが・・・あけましておめでとうございます。
つい先ほど、一年の局地予報のオオトリを務め終わりました。以前の紅白で言えば、サブちゃん(=北島三郎さん)の「まつり」って所でしょうか。
「♪おおぉ~とこぉわぁ~ まぁ~つりぃをぉ~ そぉ~さぁ~ かついぃ~でいぃ~で いぃ~きてぇきぃたぁ~~あ~~」
さて、昨年については「なかなか様々な状況が進展しない現実に『焦燥感』が募っていた矢先、遂に『重い重い鋼鉄の扉』が少しずつ開かれ、その隙間から光が射しこんできた一年」と振り返りました。
しかし、この焦燥感が解消されたわけではありません。敢えて言えば、この扉が開かれ始めるのが・・・正直、遅すぎた。もちろん、開かれただけでも、その事は素直に喜ぶべきなのですが、私の意識はむしろ「これまでの遅れをどうやって取り返すか」・・・早くもそちらに目を向けています。
残された時間は、もうそう長くはない・・・とみにそう感じます。もう、これ以上、悠長に足踏みをしているような余裕はありません。とにかく、突っ走って、突っ走って、突っ走る!!・・・位の勢いで進まないと、もう間に合わないのではないか・・・そんな焦燥感を、独り静かに感じています。
だからこそ、今年はさらに、新たな面白い方々ともご縁を頂き、そして出来れば、新しいコラボレーションもしていきたい。
春までは雪の予報でほとんど動けませんが、春の学会に向けた準備は進めていこうと思います。
皆様にとっても、この2016年が良い一年でありますように。
つい先ほど、一年の局地予報のオオトリを務め終わりました。以前の紅白で言えば、サブちゃん(=北島三郎さん)の「まつり」って所でしょうか。
「♪おおぉ~とこぉわぁ~ まぁ~つりぃをぉ~ そぉ~さぁ~ かついぃ~でいぃ~で いぃ~きてぇきぃたぁ~~あ~~」
さて、昨年については「なかなか様々な状況が進展しない現実に『焦燥感』が募っていた矢先、遂に『重い重い鋼鉄の扉』が少しずつ開かれ、その隙間から光が射しこんできた一年」と振り返りました。
しかし、この焦燥感が解消されたわけではありません。敢えて言えば、この扉が開かれ始めるのが・・・正直、遅すぎた。もちろん、開かれただけでも、その事は素直に喜ぶべきなのですが、私の意識はむしろ「これまでの遅れをどうやって取り返すか」・・・早くもそちらに目を向けています。
残された時間は、もうそう長くはない・・・とみにそう感じます。もう、これ以上、悠長に足踏みをしているような余裕はありません。とにかく、突っ走って、突っ走って、突っ走る!!・・・位の勢いで進まないと、もう間に合わないのではないか・・・そんな焦燥感を、独り静かに感じています。
だからこそ、今年はさらに、新たな面白い方々ともご縁を頂き、そして出来れば、新しいコラボレーションもしていきたい。
春までは雪の予報でほとんど動けませんが、春の学会に向けた準備は進めていこうと思います。
皆様にとっても、この2016年が良い一年でありますように。