計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

「方言」は地域の文化

2007年03月04日 | 何気ない?日常
 さて、気になる3月2日の件ですが・・・漢字検定2級は無事合格しておりました。人並みの漢字能力はあると判定されました。

 ちなみに、最近では新卒で放送アナウンス職に内定した学生さんに対して「入社日までに漢字検定2級を合格する事」という課題が出される事もあるとか。英語能力も重要ですが、それ以前に日本語を正しく理解し、運用する能力が重視されるという事のようです。基本的に日本語でアナウンスするわけですから、漢字能力の如何が即、業務面に影響してくるのでしょう。

 さて、日本語つながりという事で、この週末は地域の大学のオープンカレッジを受講してきました。地域の方言と心理に関する講義でしたが、所々に方言を交えたとてもユーモラスなものでした。しかし、諸国行脚の身の私にとっては、登場する方言が全く理解できず、Catch upするのに精一杯でした。また、この講座を受講すれば理解できるかもしれません。

 方言は地域毎に異なりますが、いわゆる「標準語」では表現しきれない微妙なニュアンスを言い表す言葉があったり、どことなく温かみのある響きをもっていたりします。細やかな感情の変化を表現する言葉も多様であり、また体の不調を表す言葉にも様々なものがあります。その一方、明治後期に一時的に施行された方言禁止令や「金の卵」と呼ばれながら集団就職で地方から都会に移ってきた若者達が直面してきた方言にまつわる不幸な出来事(方言殺人・方言自殺)などの時代背景もあり、方言そのものがマイナーになりつつある現状にあるようです。

 方言を用いる事で相手との心理的な距離が近くなるというエピソードもあり、目からウロコの講義でした。また機会を見つけていろいろな分野の講義を受講したいと思っています。今回の講義は、また来年度もあると思いますので再履修しようと思います。
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