上空に現れる「寒冷渦(寒冷低気圧)」のイメージを描いてみました。左側は大気層の重なりのイメージで、右側は鉛直断面のイメージです。
上空の偏西風(図では「強風軸」と表記)の蛇行が激しくなると、南に凸となる部分(トラフ)が寒気を囲むように分離するような状態に至ることがあります。上空に寒気の核が形成され、その周囲を(低気圧性の)大きな渦で取り囲むような感じにも見えます。
その一方、対流圏界面付近では暖気核となっています。これは圏界面が垂れ下がることに伴って、その上にある下部成層圏の空気も下がってきて、断熱圧縮され、気塊の温度が上がるものです。
地上天気図では余り明瞭には現れないものですが、下層では寒冷渦の中心の東側では暖気の流れ込み、西側では寒気の流れ込むため、寒冷渦の南東側では激しい現象を伴う可能性があります。
ちなみに、高層天気図の等高度線を見ると、まるで大きな目玉のようにも見えます。そして、その中心には寒気核が蓄えられています。
上空の偏西風(図では「強風軸」と表記)の蛇行が激しくなると、南に凸となる部分(トラフ)が寒気を囲むように分離するような状態に至ることがあります。上空に寒気の核が形成され、その周囲を(低気圧性の)大きな渦で取り囲むような感じにも見えます。
その一方、対流圏界面付近では暖気核となっています。これは圏界面が垂れ下がることに伴って、その上にある下部成層圏の空気も下がってきて、断熱圧縮され、気塊の温度が上がるものです。
地上天気図では余り明瞭には現れないものですが、下層では寒冷渦の中心の東側では暖気の流れ込み、西側では寒気の流れ込むため、寒冷渦の南東側では激しい現象を伴う可能性があります。
ちなみに、高層天気図の等高度線を見ると、まるで大きな目玉のようにも見えます。そして、その中心には寒気核が蓄えられています。