◎OSHOバグワン来日せず
(2012-02-22)
日本は良くなり過ぎたという自覚なく、滅亡を待って居るのかもしれないとは、禅僧嶋野栄道氏の見方であった。
OSHOバグワンは、その日本の物質的豊かさと日本人の精神の卑しさを毛嫌いして、ついに日本に来日することはなかった。このねたみ、そねみに満ち満ちた日本に。
日本の物質的豊かさは、ねたみ、そねみを増長させることはあっても、人間の本源的豊かさに向かわせることはなかったというべきだろう。東北関東大震災は、残された我々にとっては、まさにウォーニング・ランプ。
気がつけば、公務員の平均所得は民間人の倍になり、貧窮にあえぐ民間人が消費税や社会保険料引き上げに黙って耐えて、豊かな公務員の生活を支えている。これぞ役人栄えて国家滅びんとするの図である。
かつてさる覚者が、日本人は自分の給料・所得を半分にできるかどうかが、日本がソフト・ランディングできるかどうかの試金石となると言ったが、本当に試金石になろうとしている。民間人の所得は年々減少しているが、役人の所得は減っておらず、このままでは民間の3倍になる日も近いだろう。日本の将来は、まずは役人がその豊かな生活を捨てられるかどうかにかかっているということなのだろうと思う。
このまま進めば、出口王仁三郎のいう「日本人は2%しか残らない」という未来が待っているのだろう。しかし、自分の懐を痛めずに生き延びようという手合いばかりでは、最悪のシナリオは近いかもしれない。(ノストラダムスが1999年と予見していたカタストロフィーは13年目の延長に入っているし・・・・)
悟りを求める修行の場で、飽食してたっぷり寝て快適な住環境で娯楽も適当にあってというような場所はない。
日本というもともと豊かな国土を、何人の悟った人間を出せるかという実験的修行場であると考えれば、コンビニやスーパーで毎日大量の食品を捨て、ほとんどの人が毎年別のモードの衣服を買い替え、24時間快適な温度の住まいに住む生活までは必要ないのではないか。
日本を冥想修行の実験場と見れば、神は日本人は今の半分の収入で充分、生活水準も今の半分で充分とみているのではないか。
OSHOバグワンをはじめ、アセンションを説く人々は、もらう金が多かろうが少なかろうが問題にはしない。覚者であれば決してそんなことは問題にはしないものだ。だからこんな視点での未来予測はほとんど出て来ない。「金でつぶれる世の中」とは日月神示でもいうらしいが、それは何も石屋の仕組みの国際金融マフィアだけのせいではない。冥想修行に必要である以上の生活と収入を求めて飽かない巷のほとんどの日本人のせいでもあるのだ。
財産の半分を置いてけ、さもないと・・・・・と迫られていることに気が付いていない日本人たち。