アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

誠拙和尚が大金のお布施をもらう

2022-11-24 16:31:07 | 丹田禅(冥想法8)neo
◎寄進の作法

鎌倉の円覚寺の住職をやり、後に相国寺の住職をなさった誠拙和尚。

彼が、円覚寺の住職をしていた時に、江戸の豪商白木屋某という者が訪ねてきて百両を寄進した。

誠拙和尚は「そうか」と答えると、白木屋が、「和尚、一言の謝辞くらいあってもよかろう。」となじる。

誠拙和尚は、いきなり粥を煮ていた鍋のふたを白木屋に打ちつけて、「貴様が功徳を積むのにわしがお礼をいうことがあるか」と一喝した。

イエスも右手が寄進することを左手が知らないように寄進せねばならないと諭す。寄進には作法がある。だからといってふたを打ちつけるのは親切すぎる。黙っていてはわからないと思ったか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 金の受け取り方と冥想修行 | トップ | 藍采和 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

丹田禅(冥想法8)neo」カテゴリの最新記事