珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

待合室で「生協の白石さん」

2011年05月11日 | 読む

整骨院の待合室で書棚を見ると、漫画がずらっと並んだ中に白い背表紙の本が一冊。

題名は「生協の白石さん」

おおお~、これがあの有名な「生協の白石さん」か!

滅多に書店に行かない私は、4~5年前だろうか一世を風靡したこの本を、手に取るどころか見たこともなかった。

それがこんな所で出会うとは、何かのめぐり合わせに違いない

浅からぬ縁を感じて読み始めた。

 

東京農工大生協の「ひとことカード」というカードに記された、学生の意見や要望への職員の白石さん の答えが、ウイットに富んで、楽しいということで、ネット上で評判になり、ついいには本として出版されたものだ。

ページの上段に学生からの意見、要望、下段に白石さんの答えが書かれている。

例えば、

 

Q 「愛を売って下さい 」

A 「愛は当店で扱っておりません。他のどこでも売っておりません。もしどこかで売られていたら、それは罠です。どうぞお気をつけください」

 

うろ覚えだから、この通りでは ないけれど、こんな感じ。

バストアップの器具、単位、お菓子に入っているカード、車、就職、果ては「雑誌をもっと立ち読みしやすい場所に移動させてください」etc。

さまざまな学生からの問いに白石さんは、面倒がらず、丁寧に答えを返す。

ちゃんと、自店の商品をさりげなくおススメしていて、さすがプロと思わせる回答も多い。

仕事の一環とはいえ、すごいな~と思う

自分が仕事をしている身だから、なおさらにそう思う。

そして、語彙の豊かなこと、きれいな言葉遣い、 読んでいて気持ちよい

 

「中へどうぞ」と呼ばれて、「あら、もう」と思ったのは初めてだ。

続きは次回のお楽しみ