先週の土曜日の朝、起きてテレビを付けたら、妙に音が小さい。
昨夜夫が寝た後しばらく起きていたから、ボリュームを下げたのかしら?憶えてないけど。
そう思って、ボリュームを押してみたら、いつもと同じ20になっている。
変だなと思いながら普通に聞こえるまで上げて行ったら、24になった。
むむむ、おかしい
遂にテレビが壊れたのかしら?
すると夫が、「テレビの音、大き過ぎるよ」と、文句を言った。
ええ、それじゃあ、おかしいのは私の耳なの!
一晩で耳が遠くなったってこと?
チャンネルを替えてみたりしたけれど結果は同じで、やはり私の耳がおかしいのだ。
年のせいかしら?でも、昨夜は何ともなかったのに~。
いきなりなんて、どういうことなの。
突発性難聴だったりして・・・
突発性難聴は両耳同時に発症することはないと聞いている。
片耳ずつ塞いでみると、両耳とも同じくらい聞こえるというか、聞こえないので、
幸いそれはなさそうだ。
突発性難聴なら、聴力の回復は見込めない。
少しほっとする。
そういえば、夏風邪が直りきらずに、鼻づまりの日々が続いている
そのせいかな~、鼻と耳は続いているものね。
そう思って、様子を見ることにした。
日曜日もやはり鼻は詰まったままで、耳も聞こえが悪い。
風邪が治っても耳は治らなかったらどうしよう・・・
だんだん心配になって来て、ネット検索してみた。
いろいろあったけれど、
軽い中耳炎になっていている可能性があり、放置すると大変なことになることもある
ということらしい。
大変なことって、やっぱり耳が聞こえなくなるっていうことよね
俄かに心配になって来て、月曜日一番に耳鼻科に駆け込んだ。
いくつか検査をした結果は、風邪で鼻が詰まっていることが原因で、
鼓膜が振動できなくなっているからだそうだ。
風邪が治れば自然に元に戻ります、とのこと。
やっぱりそうか、よかったわ~とほっとする。
「良いお薬があるんですけど、血圧の高い人に使うのはリスクがあるんですよね~」
と、先生が残念そうにおっしゃる。
血圧が高いって、いろいろ不都合なのね~、まあ、仕方がないわ
「いいえ、いいえ、自然に治るのならそれでいいです」
と、お礼を言って帰ろうとして、ふと思いついて質問してみた。
「あの、母が耳が遠いんですけど、私も将来耳が遠くなるんでしょうか?」
「うう~ん、老人性難聴が遺伝するという証明はされていないですけどね~、
体質は遺伝しますしね~、はっきりとはわからないんですよ」
というお答えだった。
まあ、癌が遺伝するか?と一緒ということか。
私は母のことで質問したけれど、そういえば、59歳で亡くなった父は、
すでに女性の声が聞きづらいと言っていたっけ。
遺伝があるかどうかはわからないとはいえ、
ある程度、覚悟しておかなければならないかも知れない