コロナと、大通公園が東京オリンピックマラソンの会場になった影響で、パークガイドのボランティアは3年間休止していた。
休止中は、樹名板付けを2度お手伝いしただけで、私も休眠状態だった。
今年になって、4月再開のお知らせを見た時には、正直なところ悩んでしまった。
さて、どうしよう...
体力の低下はもちろんのこと、何よりすべて忘れてしまっている。
たいしたガイドではなくても、一応お客様にあれこれ案内しなければならない。
簡単な資料は持ち歩くとはいえ、いちいちそれを見ているわけにもいかない。
予習をしたら、情けないかな、1時間もしたら忘れてしまっていた。
いっそ辞めようかとも思う。
でも、その踏ん切りもつかなくて、後でキャンセルもできるよねと、一応4月は2日間の予定をいれた。
そして、あと3日で出番、というところまできて閃いた!
そうだ、練習台にサクラを頼めばいいんだ!
思い立ったが吉日、すぐにいつもお茶をしているOさんとKさんに電話をした。
事情を話してサクラのお願いをすると、失礼ながら暇を持て余している彼女たち、快く引き受けてくれた。
幸い当日は他に予約もなく、彼女たちはお客様ということで、ガイドすることができた。
思った通り、言葉は出てこないわ、舌は縺れるわで、散々だった。
ほんとうのお客様だったら、穴があったら飛び込んでいただろう。
それでも、しどろもどろながら何とか最後まで行きつけたのはただただ彼女たちのお陰だ。
そのあとはランチをしてお喋りをして帰ってきたが、彼女たちも楽しかったと言ってくれた。
その次の時には、俳句友達のR子さんがサクラに付き合ってくれた。
持つべきものはお友達よね。
お陰様で何とか自信がついて、その後のガイドは問題もなく、10月までのスケジュールをこなすことができた。
良かった~😿
今年はこれで終了。
来年は、きっと大丈夫。