月に一度、元同僚4人でお茶会をしている。
Oさん、Kさん、KOさん、私で、7、8年は続いている。
コロナの時は中断したが、お店がアクリル板設置など気を配ってくれるようになって、再開した。
話題は、女のお喋り一般、とりとめのないことばかりだったが、最近少し変わってきた。
「KOさんの愚痴を聞く会」になっている。
愚痴と一言で片づけてしまうのは、彼女に気の毒とは思うけれど、ほかに言葉がないのよ。
KOさんは、今年春頃から身内の諸事情で急に多忙になった。
私たち3人より5歳ほど若いので頑張れているが、はた目からも大変だろうなと思う。
もともとご主人にも不満があり、ストレスが募るばかりのようだ
次々にあふれ出る愚痴は留まるところを知らないが、彼女の苦労が分かるので、うんうんと聞いている。
一時でも気が晴れたら良いと思うから。
彼女はいつも遅く来て早く帰る。
そして、残った3人はどっと疲れが出て、しばし言葉が出ない。
にわかには楽しい話題もあるはずもなく、しばらくどうでも良いことをぼそぼそ話して、なんとなく解散する。
私たちも結構辛い
そこで、別の日に3人だけのお茶会をすることにした。
それでバランスを取って、寛大な気持ちでKOさんの愚痴が聞ける。
彼女の苦労はしばらく続くだろうから、3人お茶会もしばらく続く。
「友情とは愚痴を聞くことである」なんてね