東日本大震災から1年となった昨日は、各地で追悼式が行われていました。
東京では、国立劇場で天皇・皇后両陛下、野田総理大臣や遺族の代表らおよそ1200人が出席して、政府主催の追悼式が開かれ、地震が発生した午後2時46分には、出席者全員が1万5,800人を超える東日本大震災の犠牲者の冥福を祈るため、1分間の追悼の祈りをささげていました。
・黙とうをささげられる両陛下です。(FNNニュースより)
この追悼式が心臓手術後初の公務となった天皇陛下は
「被災地の今後の復興の道のりには、多くの困難があることと予想されます。
国民皆が被災者に心を寄せ、被災地の状況が改善されていくよう、たゆみなく努力を続けていくよう期待しています。
そして、この大震災の記憶を忘れることなく、子孫に伝え、防災に対する心掛けを育み、安全な国土を目指して進んでいくことが大切と思います」と、お言葉を述べられました。
昨日のテレビ各局はこの東日本大震災の特集一色でした。
大震災から1年経った今も復旧・復興が思うに進まず、地元首長からは国の支援に対する不満の声が聞こえていました。
民法の“報道2001”では、宮城県の村井知事が、復興交付金の配分で復興庁が出し渋っているとして、復興庁は査定庁か!と噛み付いていました。
出席していた平野復興大臣は言い訳の説明を繰り返していましたが、復興には資金が必要であり、その資金は経済を活性化します。
資金が無ければ復旧・復興は進みません。
大震災に対する政府の取り組みが余りにも遅いと云うことが非難されてきましたが、1年経った今も地元の要望には十分応えていないようです。