ブログを書いている時、「表す」と「現す」の使い分けによく迷います。
大体においてパソコンが変換するままに任せているのですが、しかし、正確な区分について知っておく必要があることから、今日はこの使用区分について調べました。
・「表す(あらわす)」は、“心に思っていることを態度や言葉などで示す”という意味があり、「不満を顔に表す」「考えを言葉に表す」「図に表す」「怒りを顔に表す」など、
更に、”ある特定の意味を伝え示す”という意味もあり、この意味では、「フランス国旗の青は自由を表す」「名は体を表す」などと用います。
・「現す」には、“見えなかったものを外に出して見えるようにする、持っている力をはっきりと出す”という意味があります。
例えば、「姿を現す」、「正体を現す」、「頭角を現す」「全貌を現す」などと用いられます。
・「顕す(あらわす)」には、「善い行いなどを広く世間に知らせる」といういう意味があります。
「功績を世に顕す」「徳を顕す」などと用います。
これら3つの「あらわす」に共通しているのは、「出す」という意味ですが、それぞれ出すものが違います。
・「表す」は、気持ち、意味
・「現す」は、姿、能力
・「顕す」は、善行、徳
このように憶えておくと、迷うことはないのではないでしょうか。