goo blog サービス終了のお知らせ 

らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

夫婦善哉

2024-02-01 | 雑学

関西では、肌寒い時期になると粒あんで作った「ぜんざい」がよく食べられます。
大阪で「ぜんざい」といえば、道頓堀にある有名な「夫婦善哉(めおとぜんざい)」の名前のお店がすぐに思い浮かびます。
このお店は、大阪ミナミの法善寺の「水かけ不動」さんの隣りにあります。

・夫婦善哉のお店です。


「夫婦善哉」
大阪・道頓堀のぜんざい店・「夫婦善哉」の始まりは、明治16年(1883年)に法善寺境内の藤の棚の下で、浄瑠璃語りの竹本琴太夫が副業としてはじめた「めおうとぜんざい」からと伝えられています。
そして、夫婦善哉が世間に広く知られるようになったのは織田作之助の小説「夫婦善哉」と同名の映画に登場してからということです。

このお店で「ぜんざい」を注文すると2杯出されます。
その謂れは小説の中で、
柳吉が蝶子に「ここのぜんざいはなんで、二杯ずつ持って来よるか知ってるか、知らんやろ。こら昔何とか太夫ちゅう浄瑠璃のお師匠はんがひらいた店でな、一杯山盛にするより、ちょっとずつ二杯にする方がぎょうさんはいってるように見えるやろ、そこをうまいこと考えよったのや」と語ったことからで、創業以来それを守ってきているのだそうです。

また、一人前を2つに分けた方がたくさん入っているように見えるという目の錯覚もあって、これが大ヒットとなったそうです。
正に、お得感を売りにした、商人の町・大阪らしい発想だったようですね。

・これがその夫婦善哉です。


「ぜんざいの由来」
ところで「ぜんざい」の由来には2説あるようです。
一つには、出雲地方の神事「神在祭(かみありさい)」で振る舞われた「神在餅(じんざいもち)」を由来とする説で、「神在餅」の「じんざい」が訛り、「ぜんざい」へと変化したと言う説です。
島根県松江市の佐太神社のホームページには、
11月25日の神々をお送りする「神等去出(からさで)神事」では、神前に供えていた餅と小豆を一緒に煮て小豆雑煮を作り再び供えていました。
これを「神在餅(じんざいもち)」と呼び、この「神在餅」が転化して「ぜんざい」になったといわれているもので、佐太神社がぜんざい発祥の地とされています。

そしてもう一つは
仏教用語である「善哉(仏典では実に良いといった意味)」にちなんだ説で、一休宗純が最初に食べたとされ、あまりの美味しさに「善哉(よきかな)」と叫んだとする説です。
出雲から京都にもたらされたぜんざいを、大徳寺の住職が一休さんにふるまったところ、そのうまさに感激した一休さんが、「善哉此汁(よきかなこのしる)」と言ったそうです。
その仏教用語の使い方のうまさに感心した大徳寺の住職が、この話を広めたと伝えられているものです。

どちらの説かは兎も角、甘党の方にとってはおいしい善哉をお腹いっぱい食べたいですよね。
私も甘党なので家内に時々作ってもらっています。
でも、私は糖分も体重も気にしなくてもよい体質なのでいいのですが、糖分を抑制している方やダイエット中の方は甘い誘惑に負けないでくださいね。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
みょうとぜんざい  (もののはじめのiina)
2024-02-02 10:28:37
大阪時代に法善寺の「水かけ不動」さんの隣りにある「夫婦善哉」で「ぜんざい」を食べました。
多めの一杯より2杯にする発想は、さすがな大阪です^^

司会かミヤコ蝶々と南都雄二の番組「夫婦善哉」もよく見ました。


> 龍に乗って大暴れするとは、辰年に相応しいアクション映画ですね。
アクアマンは、海の王者ですからタツノオトシゴに乗って大暴れします。

かみさんと伊豆旅行して参りました。
世界遺産・反射炉が建つ韮山で、頼朝と政子の像の隣りの茶屋で「おしるこ」を食べました。

返信する

コメントを投稿